駆ける東城りお 追う伊達朱里紗 2022年を締めくくる戦いは 後半戦開始を告げる狼煙となる【Mリーグ2022-23観戦記10/27】担当記者:後藤哲冶

しかし先制テンパイは東城だ。
【發】をポンしてカン【2ソウ】のテンパイ。
待ちは悪いがアガればトップでこの半荘を終えることができ、パブリックビューイングが開催されているファンに笑顔を届けることができる。

目一杯に手を広げていた伊達が、東城の当たり牌である【2ソウ】を引き入れてテンパイ!
もちろんこれを伊達はリーチに踏み切る。
ここから連荘してトップの東城まで食らいつきたい伊達だが――

その伊達の宣言牌を捉えたのは、軍師勝又の冷静なダマテンだった。
自身の点棒をこれ以上減らさないための冷静な3位確定アガリによって、年内最終戦は幕を閉じた。

下位に沈む2チームの明暗がくっきりと分かれた第2試合。
リーチ棒が計14本飛び交った乱打戦を制したのは、フェニックス東城。

フェニックスはなんとかマイナスを200pt台へ、逆にドリブンズはマイナスが400ptを超えてしまう厳しい結果に。

しかしまだここは折り返し地点。
後半戦も今日のような激戦を、いや、それ以上の熱い戦いを選手たちは見せてくれるだろう。

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