しかし先制テンパイは東城だ。
をポンしてカンのテンパイ。
待ちは悪いがアガればトップでこの半荘を終えることができ、パブリックビューイングが開催されているファンに笑顔を届けることができる。
目一杯に手を広げていた伊達が、東城の当たり牌であるを引き入れてテンパイ!
もちろんこれを伊達はリーチに踏み切る。
ここから連荘してトップの東城まで食らいつきたい伊達だが――
その伊達の宣言牌を捉えたのは、軍師勝又の冷静なダマテンだった。
自身の点棒をこれ以上減らさないための冷静な3位確定アガリによって、年内最終戦は幕を閉じた。
下位に沈む2チームの明暗がくっきりと分かれた第2試合。
リーチ棒が計14本飛び交った乱打戦を制したのは、フェニックス東城。
フェニックスはなんとかマイナスを200pt台へ、逆にドリブンズはマイナスが400ptを超えてしまう厳しい結果に。
しかしまだここは折り返し地点。
後半戦も今日のような激戦を、いや、それ以上の熱い戦いを選手たちは見せてくれるだろう。
最高位戦日本プロ麻雀協会47期前期入会。麻雀プロ兼作家。
麻雀の面白さと、リアルな熱量を多くの人に伝えるため幅広く活動中。
Twitter:@Kotetsu_0924
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