見事にアガリ切った。
自分が引いてしまうと、本田の着順を落とすために、たろうが白鳥や小林を押し上げにかかるだろう。
「前に出なければ、トップは簡単に取らせてもらえない」と本田が考えているのが伝わってくる。
オーラスに、
本田は白鳥に放銃してしまうも、
裏が乗らずに本田がトップをキープ。
雷電本田が1位、ドリブンズたろうが4位と、両者の明暗がくっきりと分かれることとなった。
そして、
この試合では願いが通じず、再びボーダーから遠ざかってしまったドリブンズ。非常に厳しい状況となってしまった。
勝者に話を移すが、去年は選択に自信のない面を覗かせることもあった本田。
それが今年はどうだ。シーズンを通してポイントを持ち帰ることでチームを引っ張り、やや調子を落としても、監督から「勝っていたときを思い出して、自由に打ってこい」と大事な試合を託される存在になったのだ。
そして、強気な選択を取り続け、完璧な形で期待に応えた本田。
「雷電で過ごした時間が本田朋弘を大きく成長させた。」
そう感じた一戦だった。
まだまだこれからセミファイナル、ファイナルへと戦っていく中で、本田の活躍は必要不可欠だ。
この後の試合でも、今日のように勝負をして押し切って、
勝って喜びを爆発させているシーンが見たい、と雷電ユニバースは待ち望んでいる。
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