「頼む…ツモらせてくれ…!」 ゼウス鈴木たろうが神と仲間に祈った瞬間【Mリーグ2022-23観戦記3/9】担当記者:ゆうせー

見事にアガリ切った。

自分が引いてしまうと、本田の着順を落とすために、たろうが白鳥や小林を押し上げにかかるだろう。

「前に出なければ、トップは簡単に取らせてもらえない」と本田が考えているのが伝わってくる。

オーラスに、

本田は白鳥に放銃してしまうも、

裏が乗らずに本田がトップをキープ。

雷電本田が1位、ドリブンズたろうが4位と、両者の明暗がくっきりと分かれることとなった。

そして、

この試合では願いが通じず、再びボーダーから遠ざかってしまったドリブンズ。非常に厳しい状況となってしまった。

勝者に話を移すが、去年は選択に自信のない面を覗かせることもあった本田。

それが今年はどうだ。シーズンを通してポイントを持ち帰ることでチームを引っ張り、やや調子を落としても、監督から「勝っていたときを思い出して、自由に打ってこい」と大事な試合を託される存在になったのだ。

そして、強気な選択を取り続け、完璧な形で期待に応えた本田。

「雷電で過ごした時間が本田朋弘を大きく成長させた。」

そう感じた一戦だった。

まだまだこれからセミファイナル、ファイナルへと戦っていく中で、本田の活躍は必要不可欠だ。

この後の試合でも、今日のように勝負をして押し切って、

勝って喜びを爆発させているシーンが見たい、と雷電ユニバースは待ち望んでいる。

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