
終盤にイーシャンテンでつかんだを、

切り飛ばしていった!
ドラも赤もたくさん見えていて、仕掛けは高くないと読める。また、マンズも全く通っていないので、だけが危険な牌ではない。
ただ、それにしても迷いのない一打だった。勝負所で腹がくくれているのが伝わってくる。
次巡、

を引いてチンイツテンパイ!
これを、

前に出てきた多井からとらえた。

チンイツ赤、12000は12300。
これで2着目になった本田。続く親番では、

愚形でも迷わずリーチ!
次の局も、

今出たばかりの待ちでもリーチ!!
と、リーチで畳み掛けていく。本田△~
この攻めによって、

本田は2局連続の一人テンパイをもぎとった。
そして、南2局2本場、

トップ目でも1牌も逃さないように広く構えていた本田のもとに、情熱的ながやってくる。

この手をタンヤオで仕掛けてアガり切った本田。この8000は8600点がトップの決め手となった。


試合前に自身をサッカー日本代表にたとえていた本田。

本田ジャパンの活躍に雷電ユニバースだけでなく、日本中の麻雀ファンが沸いていることだろう。
さぁ、決めポーズの時間だ。
雷電の麻雀は…

「面白いんです!」
決まったーー!

「!」
ん?
「…もう一回やっていいですか?」
どうやら、今日は別のセリフを言う予定だったらしい。
雷電の麻雀は…

「おもしーんです!!」
自由奔放で面白く、そしてカッコいい。そんな雷電が誇るポイントゲッター、本田・ジャパン・朋広選手だったのでした。
京大法学部卒の元塾講師。オンライン麻雀「天鳳」では全国ランキング1位。「雀魂」では4人打ち最高位の魂天に到達。最近は、YouTubeでの麻雀講義や実況プレイ、戦術note執筆、そして牌譜添削指導に力を入れている、麻雀界では知る人ぞ知る異才。「実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義」の著者であり、元Mリーガー朝倉康心プロの実兄。x:@getawonarashite