4対1でカンできない1枚を持ってくることもあれば
諦めかけたときに都合の良い横移動が起きることもある。
バランスの良い強いチームを作っても、丸4年勝てないことだってある。
だからこそ、勝ったときの嬉しさが大きいのだ。
それは決してMリーグの舞台だけではない。
卓を打てば、牌たちが必ず何かしらのドラマを演出してくれる。
技術と経験を駆使して戦っていると、いつの間にか時間を忘れ没頭していることに気がつく。
それが麻雀の大きな魅力の1つだ。
牌たちが作るドラマ。
5年前、藤田チェアマンはそこへMAXBETした。
今たしかな手応えを感じているのだろう。
麻雀をやっていてよかった。
麻雀プロでよかった。
麻雀がこの世にあってよかった。
麻雀に対し感謝を述べる藤田チェアマンの笑顔を見て、私は心からそう思った。
麻雀にはいろんな楽しみ方がある。
見るだけという人がいるのも知っている。
麻雀を打つことで、つらい思いや嫌な思いをすることもあるかもしれない。
それでも一度、牌に触れてほしい。
今はそういった初めての人でも楽しめる場所が増えている。
さらに5年後、麻雀を取り巻く環境がどうなっているのかが楽しみだ。
--熱狂は完全に外へ
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」