Mリーグ2022-23
ファイナル終了、
パブリックビューイング
会場で表彰式を実施
5月19日、東京・六本木の「ベルサール六本木」にて、「Mリーグ2022-23パブリックビューイング」が開催され、多くのファンが最終日の熱戦を堪能。試合後に行われた表彰式では、激闘を終えた選手たちに惜しみない拍手が送られた。
当日のチケットは前売り時点で完売。ファイナルを戦うEX風林火山・KONAMI麻雀格闘倶楽部・渋谷ABEMAS・TEAM雷電をはじめ各チームのファン、Mリーグ箱推しのファンが会場に詰めかけ、熱い声援を送った。また、会場には物販ブースも設けられ、たくさんの人たちが応援グッズを購入していた。
会場では実際の中継とは異なるオリジナルの実況・解説が行われた。実況はMリーグ公式実況の松嶋桃が務め、初戦は鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)・魚谷侑未(セガサミーフェニックス)、2戦目は小林剛(U-NEXT Pirates)・堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)のコンビが登場。局面の解説のみならず、最終戦ならではの雰囲気を選手ならではの視点でファンに伝えていた。
最終戦終了後は、ファイナルに進出した4チームと優勝シャーレがベルサール六本木に移動して、全チームの全選手がそろった状態で表彰式が行われた。まずは個人賞として、4着回避率・勝又健志(EX風林火山)、最高スコア・黒沢咲(TEAM雷電)、そしてMVP・伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)の3名に、Mリーグ・藤田晋チェアマンよりメダルが授与された。
その後は最終順位の発表に移り、優勝した渋谷ABEMASのメンバーに藤田晋チェアマンからシャーレが手渡されると、会場には黄金の紙吹雪が舞い、壮大な
雰囲気に包まれた。そして最後に、藤田晋チェアマンが閉幕宣言を行い、今シーズンのMリーグの激闘に幕が下ろされた。
「4着回避率というタイトルを手にすることができたことは、とてもうれしく思っています。ただ、ファイナルでは2回もラスを引いて、チームを苦しいポジションにしてしまいました。来季に向けて反省点もしっかり残ったので、明日からまた精いっぱい麻雀を頑張って、より強くなりたいと思います。ありがとうございました」
「2022-23シーズンも本当にたくさんの応援を、みなさんありがとうございました。こういう素晴らしい賞をいただけたこともうれしいですし、3位争いを勝ったこともうれしいですけど、やっぱり一番うれしいのはMリーグが1年目より2年目、そして2年目より3年目というようにどんどん熱狂が大きくなって、そして去年より明らかにたくさんのいろいろな応援を今年感じられたこと、そしてそういう舞台で私たちが戦えていることが、本当に幸せだと思っています。ちょっとずうすうしいかもしれませんけど、最高スコア賞はたぶん、私の麻雀を象徴するようなタイトルだと思っていますので、来年も再来年も狙って、大きく更新していきたいと思います」
個人スコア1位(MVP)・伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
「MVPという大変素晴らしいタイトルをいただくには、自分としては反省の残る試合が多かったり、凡ミスも多かったりして、本当にまだまだだと思っていました。でも、MVPを獲得できたときは自分の両親や応援してくださるファンのみなさんが本当にたくさんの喜びの声を届けてくれて、このタイトルが獲れて本当によかったと思いました。ただ、自分としては私がMVPだと言えるような麻雀をまだできていないので、みなさんが伊達朱里紗を応援していてよかったと思えるような麻雀を、来年以降も舞台があれば打てるように精進してまいりますので、どうぞ引き続き応援をよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました」
8位:セガサミーフェニックス・魚谷侑未
「渋谷ABEMASの皆様、優勝おめでとうございます。私たちセガサミーフェニックスは、今シーズンは8位という結果で、レギュラーシーズンで敗退してしまいました。どこかで浮上のきっかけをつかめればと思いながらもがいてきたシーズンでしたが、最後まで浮上のきっかけがつかめず、この結果で終わってしまいました。この結果をチームみんなで重く受け止めて、この悔しさを来シーズンに向けて、各々準備していきたいと思います。また、来シーズンのセガサミーフェニックスを応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
「赤坂ドリブンズの園田賢です。赤坂ドリブンズは今シーズンも悔しい結果になってしまって、応援してくださっているファンの方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ドリブンズは今までの体制ではなく、来シーズンは編成を変えて再スタートということになります。自分も含めてまだどうなるか分かっていないので、あまりはっきりしたことは言えないのですが、チームとしてはやっぱり赤坂ドリブンズらしく小さな得を積み重ねていって、期待値を追って、優勝をまた目指して戦うと思います。引き続き、赤坂ドリブンズをよろしくお願いします。ありがとうございました」
「サクラナイツは昨シーズンのチャンピオンチームとして連覇を目指したわけですが、新チームであったので、チャレンジャーの気持ちで連覇を目指しました。レギュラーシーズン・セミファイナルと非常に厳しい戦いが続き、今シーズンはセミファイナル敗退となりましたが、来シーズンは真の意味でのチャレンジャーとして、あのシャーレを再び獲りに行きたいと思っております。
渋川さんが今日、ちょうど誕生日です。
来年こそはまた一つ大きくなって優勝を目指したいと思いますので、引き続き応援のほどをよろしくお願いします。一年間、応援・ご視聴ありがとうございました」
「いつもMリーグをご覧いただいているみなさん、本当にありがとうございます。そして渋谷ABEMASのみなさん、優勝おめでとうございます。パイレーツは今シーズン、新しい戦力2人を迎えまして、『圧倒的に勝つ』という目標を掲げてやってまいりましたが、残念ながら5位という結果に終わってしまいました。主に私のポイントがマイナスのせいなのですが。
ただ、最後まで見せていただきまして大変刺激にもなりましたし、ABEMASにも最後をトップで決められる、みたいなこともやられてしまいましたので、これは来年、ウチのチームがやってやらなきゃな、と強く思い直した次第であります。
今シーズンご覧いただいて、本当にありがとうございました。そして来シーズンも必ずいい勝負ができるチームをお見せできると思いますので、今後もよろしくお願いします」
「まずは今シーズン、最後まで応援してくださったファンのみなさま、ありがとうございます。そして、全力で選手が試合に臨めるように整えてくださったMリーグ関係者、全ての方に感謝いたします。本当にありがとうございます。そして渋谷ABEMASのみなさん、優勝おめでとうございます。
我がチームは昨シーズンに新体制になってセミファイナル敗退と、ファイナルにあと1歩届かなかったというところで、オフシーズン期間にはみんなで練習して、今シーズンはファイナルに残ることができたのですが4位という非常に悔しい結果で終わってしまいました。ただ、ファイナルに残ったという経験がすごく大事だと思うので、来シーズン以降もファイナル、優勝を目指して引き続き頑張っていきたいと思います。ぜひみなさん、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
「今シーズン応援していただいて、本当にありがとうございます。今シーズンはチーム解体の危機ということでファイナルが目標になり、その目標は一応達
成することができました。昨シーズンはものすごく悔しい思いをしたのですが、今シーズンは3位で終わって、めちゃくちゃ悔しいんですけど昨シーズンの悔しさよりはうれしい悔しさというか、昨シーズンよりかは全然悔しくないです(笑)。来シーズンは3位よりさらに上を目指して、優勝できるように頑張りたいと思っております。
目標はファイナルに行くことだったのですが、チームのスローガンは『自由にのびのびと打つ』ということで、本当にファンのみなさんも、雷電の麻雀を楽しく見られたのではないかと思います。来シーズンは楽しい麻雀だけじゃなくて結果もついてくるような麻雀をお見せしたいと思います。来シーズンも期待してください。今日はありがとうございました」
「チームは準優勝ということで今までで一番いい成績ですが、うれしさもありますが、やっぱり悔しさが強いです。私はチームの仲間と、それから応援してくださるみなさまのおかげで、麻雀が改めて楽しいな、まだやれるなと思いました。来シーズンはさらなる上、シャーレを目指してチーム・ファミリー一同で頑張っていきたいと思います。来シーズンも引き続き応援のほどを、どうぞよろしくお願いします」
1位:渋谷ABEMAS
「ようやく優勝できました。僕らはずっと、みなさんご存じのようにファイナルに進んでは負け、一番悔しい瞬間、他のチームの優勝の瞬間を僕自身毎年4回も味わっていて、優勝するまでは本当に辞められない、悪魔に魂を売ってでもMリーグの優勝だけは獲りたいと、ずっと思っていました。ただ、本当に幸せなことに、あまりみんなが体調を崩すこともなく、メンタル的にもかなりチームワークというか絆というか、そういったものが少しずつ育っていって、毎年言っていますけど、今シーズンは最高の状態だったなと思います。この3人にはずっと麻雀で嫌なことを、特に白鳥さんには勝った試合でもひどい言葉を投げかけて、よくついてきてくれました。
僕は麻雀プロをしばらく続けてきましたけど、何回か辞めようかなと思う瞬間があって、そのときに藤田さんに拾ってもらって、やっと藤田監督に恩返しができるかなと。今日はどうしても胴上げしたかったんですけど、僕も藤田さんも年ですし、体になにかあったらいけないので、僕なりに優勝の瞬間に来ていたユニフォームをプレゼントできて、自分の中ではすごく満足しています。白鳥も言いましたが、麻雀プロを続けてきて、今が一番幸せです。
先のことはまだ何も考えていないですけど、最終日の最終戦に僕じゃない人が打って優勝したいので、いつになるか分からないですけど、この3人に頑張ってもらって、もう一回優勝したいと思いました。他のチームの方もすごい魅力ある選手ですし、みんな僕よりも麻雀プロを頑張っているので、全員を応援してください。ありがとうございました」
「5年目にして、ようやく優勝することができました。今シーズンはレギュラーシーズンでマイナスしてしまい、(多井)隆晴も負けてしまいましたが、マツ(松本吉弘)と(日向)藍子ちゃんが支えてくれて、セミファイナルで爆発することができ、ファイナルは隆晴がしっかり締めてくれて、5年間の集大成という感じで、全員で力を合わせて優勝することができたと思います。17年間プロをやってきて、今この瞬間が本当に一番うれしいと思っています。見てくださってありがとうございました」
「半年間のご声援と応援、ご視聴、ありがとうございました。5年間、毎年ファイナルには進めど優勝を逃し、3位という悔しい形で毎年優勝者を見送って、4年間を過ごしました。5年目にして、やっと届いた優勝かなと思います。年々、Mリーグを見ている方がすごく増えているなと、選手一同も本当に感じております。今シーズンよりも来シーズンはさらに熱く、見ている人がすごく興奮できるシーズンにできるように僕らも頑張りますので、またご視聴お願いします。ありがとうございました」
「私としては4度目、ABEMASとしては5度目の挑戦だったんですけれども、今回はとてもうれしい結果になりました。これもチームのみなさん、支えてくださるサポーター様、そして家族もそうですし、Mリーグの運営をしてくださっているみなさまのおかげだと思っております。本当にありがとうございました」
藤田晋チェアマン
「みなさま、5年目のMリーグ、お疲れ様でした。創設以来私がMリーグのチェアマンになっているのですが、密かに恐れていたというか、うれし恥ずかしということがあったのが、チェアマンとしてシャーレを渡すときに、自分のチームだったらどんな顔すればいいんだろうと思っていたのですが、5年目にしてついに実現しまして、すみません、想像以上にうれしかったです。
それにしても、シーズン中は月火木金、全ての曜日でどのチームが出ていても、一日も面白くなかった日はないんじゃないかというくらいMリーグが面白くて、正直、僕自身もABEMASの監督を兼任していますけど、箱推しというか、Mリーグの全てのチームを応援しなきゃ、という気持ちにもなっていますし、こんなMリーグがシーズンオフに入るのは、自分の中でもロスになりそうな寂しさがあります。今シーズンもこんなに熱狂させてくれた選手のみなさん、スポンサー、チームオーナー企業、そして関係者のみなさん、何よりファン・サポーターのみなさんのおかげで、掲げていたスローガンである『この熱狂を外へ』という言葉で言うと、年々確実に広がっているというよりは、急成長中のベンチャー企業の売上グラフのように広がっているなというくらい、私も見ております。
最後に一つ付け加えるとしたら、本当にこの理不尽で腹立つこともあるし、本当に不思議なほどドラマが生まれる、この愛すべき世界一面白いゲームである麻雀に感謝を申し上げたいと思います。
以上をもちまして、閉幕宣言をさせていただきたいと思います。これをもちまして、22-23シーズン、Mリーグを閉幕します。どうもありがとうございました」