白鳥の聴牌からの待ち変えで選ばれてしまう。
さらに【南3局1本場】、坂本の親番が落ちてオーラス勝負になるかと思われるこの親の配牌だったが……
なんと赤赤567三色のチーテンになる。
ノーチャンス、聴牌を取りに行った白鳥のこのが……
5800は6100の激痛の放銃。
これで白鳥と渋川の現状のポイント差はわずか1000点まで迫る。
さらに白鳥から渋川へ、2000は2600の放銃で【南4局】を迎えることに。
これで渋川が白鳥を4200点上回る。白鳥はこの4200点を捲りに行くほか、本田を上回って着上昇するか坂本をトップまで押し上げる事で通過となる。
渋川はノーテンで伏せられるため、ほぼ一局勝負。
渋川は暗刻落としでこの局での終了を坂本にアピール。無理に手を組まなくてもいいと伝えることで坂本の着上昇の和了りをけん制していく。
坂本は局が長引くことでの他家の高打点成就が負け筋に成り得るため、早急にこの局を終わらせるためにタンヤオで仕掛けだした。
終盤、白鳥はこの形からドラを切っていく。二枚切れのため自身の手牌的には使用する道もあるが、ここは坂本に放銃or鳴いてもらってのマンガン和了りで渋川をまくってもらうためにトスを渡した形だ。
さらに巡目が進んで自身の和了りも厳しくなってきたため、さらにこの形からわざわざを切ってトス。全力で勝つための一打を模索したものの……
和了りは生まれず、安定感抜群の坂本と、大逆転の渋川両名の通過が確定。
白鳥はこのMトナメ22戦目にして初の、「一戦目トップで敗退」という厳しい結果となってしまった。インタビューにて「実力不足」と反省の言葉をこぼしたが、渋川・坂本両名が見事だったと言えよう。まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」だった。
これにて予選FINAL STAGE全卓が終了。SEMI FINALはMリーガー5人・推薦枠3人が入り混じっての戦いとなった。
次は7月30日?。A卓B卓を行って、ファイナル進出4名が決まる。
1戦目トップの無敗神話が敗れた今、何が起こるか予想もつかない、そんな波乱万丈の展開が待っているだろう。