コロコロカップ争奪!Mリーグ 夏休み小学生麻雀大会が開催

8月29日、Mリーグスポンサーである朝日新聞の東京本社において、小学生を対象にした「コロコロカップ争奪!Mリーグ 夏休み小学生麻雀大会」が開催された。大会には約140名の応募の中から抽選で選ばれた小学1年生から6年生まで32名の子どもたちが保護者同伴で参加、Mリーガーが見守る中で、麻雀を楽しんだ。

本イベントには、日向藍子渋谷ABEMAS佐々木寿人KONAMI麻雀格闘倶楽部黒沢咲TEAM雷電仲林圭U-NEXT Pirates)の4名が参加。まずは4名が各卓を回って全自動卓の使い方や実際の麻雀の打ち方について、指導をしていった。

その後は小学生たちによる東風戦4回戦を実施。学年や性別がうまく混ざるような卓組となり、子どもたちが真剣勝負を繰り広げる中では大きなアガリも多数飛び出した。すでに打ち慣れていて大人顔負けの麻雀を打つ子どももいて、サポート役のMリーガーたちも想像以上の打ち筋に驚いていた。また、対局の合間などには子どもたちがMリーガーと交流を深める場面もあった。

大会終了後はMリーガーへの質問コーナーがあり、参加した子どもたちから事前に寄せられた質問に対し、麻雀に関することから選手たちの子ども時代のことまで気さくに回答。最後は表彰式を経て保護者を含めた全員での記念撮影が行われて、イベントは盛況の内に終了した。

大会に優勝したのは、圧巻の4連勝を決めた小学3年生の野村明未さん。1年生から麻雀をはじめたそうで、対局を見守った黒沢は「思わず釘付けになるほど素晴らしい麻雀で、最後に逆転したときは泣きそうだった」と、打ち筋を絶賛。ちなみに好きなMリーグチームは渋谷ABEMASとのことだ。

野村さんがこの日一番うれしかったという【中】ドラ3、満貫のアガリ

また、会場に訪れていた参加者の保護者に話を聞くと「家族で麻雀をやっていて、頭を使うゲームなので子どもにもすごくいいと感じる」「コロナ禍のときにおじいちゃんに教えてもらって麻雀を覚えた。おじいちゃんも一緒に卓を囲めてすごくうれしそう」など、麻雀が世代間交流や情操教育にも役立っている様子がうかがえた。このようなイベントが今後も増えていくことを期待していきたい。

佐々木寿人
「子どもたちの熱が伝わってきて、僕らも忘れていたものをもう一回見つめ直す日になりました。打っている姿がひたむきじゃないですか。何を切るか難しいところでも一生懸命考えて自分で答えを出して頑張っている姿を見ると、非常に感動を覚えます。いい企画だなと思いました」

黒沢咲
「Mリーグの熱狂が広がっているのは会いに来てくれるファンの人たちからたくさん感じていたのですが、子どもたちもこんなに見て応援してくれているのは知りませんでした。今日実際に会ったことでそういうことを知れてすごくうれしかったですし、Mリーガーは本当に責任重大になっていくと感じました。

子どもたちの麻雀を見ても、こんなに強い子たちがいるとは思いませんでした。人数がどんどん増えているからなのか、プロの中で入って打っても結構勝てるんじゃないかというくらいレベルが高い子も多かったですし、あとはすごく楽しみに配牌を取る顔とか、そういう姿を見て、私も初心を思い出してすごくいい経験になりました」

日向藍子
「私は昨年も参加したのですが、前回も参加していた子が1年経って大きくなってさらに強くなっていたりとか、今年初参加ですけど点数申告が早くて打牌スピードも速い7歳の子とかもいて、衝撃を受けました。来年もイベントがあったときには、また新たな7歳がすごく楽しみだなと思います。あと、上の子も下の子をしっかり見てくれるし、下の子も雀力で全然劣らず6年生にも食らいついていっているのを見て、麻雀って若いうちからこんなにしっかりできるんだなと、改めて感じました」

仲林圭
「僕が小さい頃はもちろん、麻雀プロになったときでもこんな時代が来るとは思っていませんでした。僕がプロになって17年経って、Mリーグのおかげでこういうふうに世の中が変わったんだな、というのをすごく実感できるイベントだったと思います。

やっぱり老若男女、みなさんに応援していただけているのを肌で感じられたので、負けるわけにはいかないなと決意を新たにしました。特に今シーズン、パイレーツは崖っぷちスタートなので、最低でもセミファイナルに進出、そして優勝を目指していきたいという気持ちはすごく強くなりました」

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