「勝ったり負けたりなんで」とインタビューに応える勝又の表情は、少し曇っていた。託された序盤戦で監督の信頼に応えられる結果が欲しい気持ちがあったのかもしれない。
結果こそラスで終わってしまったが、南3局の美しい1,000点からオーラスの攻防まで、勝又の強さが凝縮された1戦だったように思える。
美しい局を積み上げていった先に、栄光が待っている──
賽の目は誰も予測することができないが、麻雀とは、Mリーグとはそういう存在であってほしいと切に思う。
日本プロ麻雀連盟所属プロ。株式会社AllRuns代表取締役社長。業界を様々なやり方で盛り上げていくために日々奮闘中。Mリーグ観戦記ライター2年目。常に前のめりな執筆を心がけています(怒られない範囲で)。Twitterをフォローしてもらえると励みになります。
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