CHU! 強すぎてごめん 魔王・佐々木寿人 一撃8000オールへの道程【Mリーグ2023-24観戦記 10/3】担当記者 ZERO / 沖中祐也

 

 

 

全てを焼き尽くす魔王の一撃、8000オイルー！

こうしてまたしても同卓者にやられたという印象を残していく。
さらに

畳み掛けるようにカンでリーチを打つと

（もう勘弁してよ～）

（あたしゃもう疲れたよ）
と同卓者をやっきりさせたところで

折った心をさらに潰しにいくようなツモアガリ。
ようやく親の落ちたオーラスで、本田が2000オール、6100オール、4200オールと逆転まであと一歩に迫る場面もあったのだが、寿人が逃げ切りに成功した。

結果だけ見ると本田も惜しかったのだが、内容を考えると寿人のほうが圧倒していたと私には見えた。

それもそのはず、長い間ずっと大きな舞台で一級線を張ってきた寿人に対し、本田はまだMリーグ３年目。

ただ、その本田もこのまま黙っちゃいないだろう。

寿人の迫力に一歩引いてしまったこと。
そのおかげでトップに届かなった悔しさを胸に、今度は二の鉄を踏まんぞと、逆襲を誓っているはずだし、雷電ユニバースもその時を楽しみに待っているはずだ。

こうして、好調チームがさらにポイントを重ね、不調チームが沈むという結果になった。

開幕３連勝。
寿人の一撃で卓上は焼け野原になったが、その焼け野原には逆襲を誓う本田の姿があった。
茅森も、亜樹も、このままやられっぱなしではいられないはずだ。

次はどんなドラマを見せてくれるだろうか。
Mリーグはまだ始まったばかりである。