この後大介の8000オール、4000オールと力強いアガリがあっての東2局4本場。
大介がまずこのポンテン。
待ち。

西家がポンカン
チーと2フーロしてこのテンパイ。
待ちだ。

大介の手は1500点なので、ここは連荘してダントツからまだ加点を目論んでいる。
西家は2000点で親を蹴ろうとしている。

11巡目に大介がツモ。
は対面西家の現物なのだが、ここは
3枚切れもあってかスジの
を切っていく。

西家の待ちはマンピンソーどれも候補があり、現状は決められない。
こうしてピンズをつなげておくと、通っていないを引いたときに
か
を選ぶことができるからだ。
大介の麻雀のイメージをそう細かいタイプとして受け取っている視聴者は少ないかもしれないが、
目立たない部分でこういうところはしっかりしている。
そして13巡目にそのツモ。

さてどうしたものか。
結局西家の待ちは絞れないまま、はどれも切りにくいかもしれない。
問題なのは、ドラのが5巡目に北家に1枚切られたきりで、
所在が見えないのだ。
西家のポンは、
が切られた直後なので雀頭の可能性は低い。
ただアンコのケースはある。
アガリだけ見れば端のを勝負して、
待ちで押し切りたいが、
5枚見えのが待ちに色濃く見えたのもあるだろう。

大介はいったん中スジのを切って、
単騎に受けた。
西家はか、ピンズか、とりあえず決めないままテンパイの形を保った。

同巡西家がをツモ切り。
これでドラアンコのリスクはなくなる。

16巡目に上家からが切られた。
大介はこれを鳴いて打とすれば
待ちのホンイツになって、高め7700だ。
西家にドラアンコはなく、勝負も見合う手格好になるのだが、もう巡目が深すぎる。
また下家にもチーの仕掛けが入っていて、下家に鳴かれることを考えても
は放しにくい。

大介はには一瞥もくれず、当たり牌の
単騎を続行した。

18巡目、下家もを切って明らかなテンパイ。
19巡目、大介最後のツモ番。残すは南家のハイテイ1回。

ここでツモだ。

詰んだ、と──。
そんな言葉を使ってもいいだろう。

怖かったも通り、もう西家の待ちは
か
くらいしか残っていない。
大介も、長考の後に諦めたようにそのを切り飛ばす。


まあだが本人の思考としては、この瞬間は南家と西家の2人テンパイは濃厚で、
6500点持ちラス目の西家に2000は3200を打つ分には、下が競るようになって次善なのかもしれない。
万一通ればテンパイ料の加点、さらなる親番の続行になる。
ドラのがもっと早く西家に打たれていれば、この展開にはならなかっただろう。
実際この局は放銃につながったわけだが、確かに大介の放銃回数は今日までかなり多い。
その中には致命傷になりそうな大きな放銃もある。
ただそれはかなり仕方のない、押すのがはばかられるような牌姿ではない場合もあって、
少ない今の登板数では、守備力に不安があるとは一概に言えないと思う。
競技麻雀に長年浸かっていれば、おそらくもっと違った手牌進行や考え方に染まることも多いだろう。
ネット麻雀や麻雀プロの識者が眉をひそめる、そんな打牌もあるかもしれない。