太選手のと切られた後に出てきたは手牌に関連していそうな牌です。
もし関連していないとしたら切りの巡目でを引いてきたことになりそうですが、も不要牌で安全度を意識してを1巡残したのならばの切り順が逆になっているのが普通なので、に関連した牌が手に残っている確率が高そうです。
場に見えていない萬子の関連部分がで、落としやの切り順を紐づけて想定できる形は
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮手役狙いでを単独で浮かしていたため関連牌無し⑯太選手の攪乱で関連牌無し
こんなところ。
1種の牌を4枚使い切るパターンを排除して、現状確率の高そうな組み合わせを抜き出すと
②③⑩⑪⑫⑬
その後に萩原選手からがツモ切られ、確率の高そうな組み合わせが更新され
②③⑩⑫⑬
この5パターンに。
こういった感じで毎巡変化する情報を取り入れてカンとカンの比較をしていきます。
情報を更新後、テンパイの入った堀選手。
は場に1枚切れで太選手の手にはもも同じぐらいありそうで、萩原選手の手にはが薄く、小林選手からは推測が難しい状況。
かなり微差に見えましたが、堀選手は迷わずカンを選択すると
一発ツモでの即回答。
このアガリで堀選手は初戦のトップに続いて2着を獲得すると
失われたはずの連闘権の再取得を交渉する決意を固めていました。
1着は序盤のリードを生かし後半は流れに抗うことなく先頭を駆け抜けた萩原選手。
今シーズンチーム初の個人連勝を達成すると1試合目の瀬戸熊選手のラスも補ってチームポイントも上乗せし、四位一体の雷獣が上位争いに鼻先をねじ込んできました。
日本プロ麻雀連盟所属16年目。
一日中麻雀観るか野球観るか漫画読むかして、たまに寝る。
Twitter:@koshishi0610