直後に魚谷からツモ切られる。
この1牌の後先ばかりはどうしようもない。
どうしようも無いが、滝沢としてもグッとくるものがあっただろう。
結果、この局も魚谷が素点回復のリーチをアガリ切り、着順に変動は無く終局した。
対局後のインタビューでも切りを悔やむ滝沢の姿があった。
進行としては何の違和感も無い、むしろ正着ではないかと思われる。
それでも結果を見て悔しむ滝沢に、
静かな姿の中に隠した麻雀への熱いパッションが隠しきれずに溢れていた。
薄氷のトップ目を最後まで守り抜き見事に勝ち切った松本は最高の笑顔でインタビューへと姿と現した。
滝沢との壮絶なデットヒートを繰り広げた松本。
気合いを見事に力に変え、ここからのチームの飛躍を誓う。
新年の対局に相応しい熱い試合を届けてくれてありがとう。
昨今悲しいニュースも多い中、少しでもMリーグが誰かの生きる力になる事を願っている。
麻雀の力を信じて届けよう、【この熱狂を外へ】
最高位戦日本プロ麻雀協会46期前期。九州在住のプロ雀士。
麻雀と愛猫(ピンフ)を愛してやまない。嫁の小言にはベタオリ気味。
著書:最高位戦コラムFACES
Twitter:@aktk0207
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