しかし岡田の決意も虚しく
無条件でツモアガればトップとなるが全て場に放たれる。
そのを見つめ苦悶の表情を浮かべる岡田の姿がとても印象的であった。
ドラマのような牌の後先があったこの局は流局という結末に。
そしてこの瞬間、中田花奈が待望のMリーグ初トップを獲得。
会場は鮮やかなブルーのライトに覆われる。
中田の目には光るものが見えた。
人生でこれほど長く感じた18巡は無かったであろう。
そして
これまでの味わった苦悩の日々を考えれば当然であろう。
遅咲きの一凛の花がようやく卓上で開花した。
しかし
これはただの始まりに過ぎない。
だから光るものは流さない。
とびっきりの笑顔で待ってくれていた全員に届けるビーストポーズ。
本当のゴールはシャーレを掲げたその時だから。
最高位戦日本プロ麻雀協会46期前期。九州在住のプロ雀士。
麻雀と愛猫(ピンフ)を愛してやまない。嫁の小言にはベタオリ気味。
著書:最高位戦コラムFACES
Twitter:@aktk0207
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