字牌のドラをどう扱うか 多井隆晴から勉強しよう【Mリーグ2023-24観戦記 2/2】担当記者 #東川亮

そして、リーチをかいくぐっての連荘を模索する黒沢から【4ソウ】が打たれ、

多井のアガリでゲームセット。黒沢としては【2ソウ】【5ソウ】が場に薄く、【4ソウ】【7ソウ】が通って【3ソウ】のワンチャンス、太の河にピンズの上目が見えていないことなどから、やむを得ない放銃ではあったかもしれない。

字牌のドラは、うまく使えば高打点の種になるが、扱いを失敗すると手痛い失点にもつながりかねない。それをうまくさばいた多井が、貫禄のトップを獲得した。今回の試合では参考にしやすい局面がいくつかあったので、みなさんも多井の打ち方を自分の麻雀に取り入れることを意識してみてはいかがだろうか。

今シーズンはやや出番が少ないが、出ればやはり強い。条件戦が得意だと豪語し、シーズン終盤にこそ強さを発揮するのが、「麻雀星人」多井隆晴

上位陣にも下位陣にとっても、これから厄介な存在になっていきそうである。

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