でも三色にするには頭を再構築する必要があり、最低でも二手かかる。
(ドラが1枚あるならかを切って完全イーシャンテンに受けろっていうんだろ?
そんなことは俺もわかっているさ。)
再び現実と理想の狭間で揺れる萩原。
そして
を切って折り合いをつけた。
当たり前といえばそうなのだが、萩原がそうするのは意外にも感じた。
理想のをツモリ、文句なしのリーチを打つ。
しかし萩原のなんたる不運か
白鳥の追っかけリーチに一発で掴んだが
ストライク。
ほんとうまくいかねーよな、麻雀って。
といった表情の萩原。
最後はドリブンズカラーに染まる中、頭を垂れ終局となった。
理想を追っても報われず、現実と折り合いをつけても報われない。
芸能人Mリーガーとして初年度から叩かれ続け、それでもなお前向いて戦う姿勢を見せ続ける。
その姿に雷電ユニバースは明日を生きていく勇気をもらうのだろう。
願わくば萩原さんに役満を。
そして雷電に勝利を。
そのユニバースの想いは、6年たってもなお変わらない。
残り18試合。
雷電を含む4チームのバトルロイヤルは、佳境を迎える。
うまくいかねー。
どうなるかわからねー。
だからこそ面白いんだよな、麻雀って。
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」