幻の役満が3つも! 萩原聖人が6年間追い続けた 理想と現実との折り合い【Mリーグ2023-24観戦記 2/20】担当記者 ZERO / 沖中祐也

でも三色にするには頭を再構築する必要があり、最低でも二手かかる。

(ドラが1枚あるなら【4ソウ】【4マン】を切って完全イーシャンテンに受けろっていうんだろ?
そんなことは俺もわかっているさ。)

再び現実と理想の狭間で揺れる萩原。
そして

【4ソウ】を切って折り合いをつけた。
当たり前といえばそうなのだが、萩原がそうするのは意外にも感じた。

理想の【6ソウ】をツモリ、文句なしのリーチを打つ。
しかし萩原のなんたる不運か

白鳥の追っかけリーチに一発で掴んだ【赤5マン】

ストライク。

ほんとうまくいかねーよな、麻雀って。
といった表情の萩原。

最後はドリブンズカラーに染まる中、頭を垂れ終局となった。

理想を追っても報われず、現実と折り合いをつけても報われない。
芸能人Mリーガーとして初年度から叩かれ続け、それでもなお前向いて戦う姿勢を見せ続ける。

その姿に雷電ユニバースは明日を生きていく勇気をもらうのだろう。

願わくば萩原さんに役満を。
そして雷電に勝利を。
そのユニバースの想いは、6年たってもなお変わらない。

残り18試合。
雷電を含む4チームのバトルロイヤルは、佳境を迎える。

うまくいかねー。
どうなるかわからねー。

だからこそ面白いんだよな、麻雀って。

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