東城りお、勝利がこぼれ落ちた手のひらに残されたもの【Mリーグ2023-24観戦記 3/11】担当記者 #東川亮

岡田のリーチツモドラ赤、あまりに早い満貫ツモが炸裂。

東城は岡田の逆転を許し、2着で試合を終えた。

勝利は確かに一度、東城の手のひらの上にあった。東城自身も試合後、「セオリーで言えば、浅見さんに任せて伏せるのが一番トップが確実だった」と振り返っている。最後の最後、大きなトップを取りたい強気の攻めが裏目に出た結果、言葉通り「トップがこぼれ落ちていった」

ボーダー争いの苛烈さを考えると、もしかしたらここで失った40ポイントはチームの明暗を分けることにさえなりかねない。ただ、それも全ては終わったことであり、東城、そしてフェニックスとしては残る試合で上を見て戦うのみ。チーム内の動画を見ても決してネガティブな雰囲気はなく、ファンも温かくチームを見守っている。

勝利がこぼれ落ちた手のひらに、残されたもの。

それを力に、不死鳥は蘇る。そう、

 

吉野前監督の頭髪のように。

(ほんとすごいなスカルプD・・・)

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