だが、ここで危険牌を2種類引いてしまい、やむなく撤退。
もペンも薄く、冷静な判断だといえる。
そうして回り切っている間に、を重ねてテンパイを果たした。
は自分の目から6枚見え、ダマか、リーチか、そもそもリーチにいくならシャンポンもいあるのか、が危険とみて降りもあるか…。
少々の逡巡の結果、高宮は強くリーチを選択した。
リーチに対して、全員降りているのがポイント。
日向がソウズのペンチャン払いと打手出しを入れていて、ソウズが0ブロックの可能性も考えられる。その場合はこのが山に全ていることだってあり得る。
また、打はダマテンにしたところであまりに強烈な牌。がおいそれと出てくるわけでもない。自分がラス目なこともあり、最大打点を狙いに行った選択だった。
日向が最終巡に掴んだのは、
無情にも、高宮の当たり牌である。
高宮が止めたが裏ドラ、日向が欲しくてやまなかったが表示牌…。
高宮が執念の粘りの末生んだアガリは、高宮の4着回避、そしてドリブンズのチーム4連勝の決定打となったのであった。
インタビューでは、渡辺太にお伺いをたててリーチをかける選択に至った判断と、すぐに楽屋に戻って疑問点を洗い出そうとする姿が印象的だった。
赤坂ドリブンズを取り巻く環境とは。
「浅見は試合が終わったら、判断の成否をチームメンバーに聞き、それを自分の麻雀に吸収していく。強者からの忌憚なき意見を聞ける環境で、浅見自身もその環境を恐れていない」
解説の河野直也プロは、そのように語っていた。
押しすぎの局もあったし引きすぎの局もあったし道中の選択もちょっとグネってイマイチなところもあったけど、展開が味方になりすぎてトップとれました☺️
もうちょっと良い選択ができればもっと良かった。嬉しいと悔しいが両方ある不思議なきもちです!
けんちゃんの2着も悔しかったなあ。… pic.twitter.com/HSHdrEVmRH— 浅見真紀 (@makimakinncho) December 17, 2024
浅見本人は自身のXで、この半荘について
「押しすぎな点、引きすぎな点が色々あった」
というポストを残していたが、
疑問をすぐに楽屋で質問することが出来る、そういう環境、関係こそが、赤坂ドリブンズ、そしてそれをまっすぐに取り入れられる浅見真紀の強みなのだと思う。
今年の赤坂ドリブンズは、とどまることを知らない。
全員が覚醒したドリブンズは、レギュラーシーズン4ケタでのフィニッシュも、狙えるかもしれない…。