伊達朱里紗の神回避と本田朋広の意地〜勝ち残るのは、どっちだ?【Mリーグ2024-25セミファイナル観戦記 4/25 第2試合】担当記者 千嶋辰治

伊達の手が止まる。

そして、打ち出されたのは…

なんと【5マン】

【3マン】【6マン】のターツを残した場合、一方の【2ピン】【5ピン】【8ピン】のノベタンがすごく場に切られて弱くなった。それよりも、【4マン】を雀頭に固定して【6ソウ】とピンズの横伸びが自分の都合的に良いと思った。」

対局後にそう語った伊達。
冷静に場況を把握した結果、優への放銃を回避。
その直後、

白鳥がイーシャンテンから切り出した【3ソウ】に優が反応。

 

カン【6ソウ】から【1ソウ】【4ソウ】【4ピン】の変則3面チャンへ渡った。

それならば。

この【6ソウ】は通る!
高め一気通貫【3ピン】【6ピン】【9ピン】とこちらも3面チャンのテンパイを入れてリーチを被せていく。
伊達が好判断でこの局が続いた結果、この男にもチャンスが。

先ほど「意地」で残した【3マン】がトイツになってようやくテンパイ。
遅ればせながら追いかけリーチを放った。

3人のめくり合い。
勝者は?

 

本田だ!

リーチツモタンヤオドラの2,000−4,000ツモアガリで、伊達との差を広げることに成功した本田。
二人の着順は最後まで動かず、このゲームは雷電が1着順分のポイントを押し戻した。

天王山前半戦を終えて、各チームのポイントは以下のとおり。

ボーダー争いは麻雀格闘倶楽部が116.8ポイント先行しているが、月曜の2試合を終えてこの差がどうなっているのか?
セミファイナルシリーズはいよいよ佳境を迎える。

5月1日に笑っているのはどちらのチームか?
終盤の攻防が楽しみだ。

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