ラス親でリーチを打った多井。リーチ・一盃口・赤。モロひっかけというやつだ。
ここで堀は少考し、この宣言牌の
をチー。
引っかかる
は切らず、
を選択。
次巡、完全に現物がなくなった堀は
を選ぶ。対子落としができることが理由。
は読み筋に入っているから切らないのだろうか。
結果的に多井の待ち牌の
がこのチーによって全て脇に流れ、堀は自分がアガらなくても2着を死守するような、サボらない動きを見せてくれた。
そして最終局。つらい展開が続いた逢川に、ようやく光が差す。先制リーチをかけ、自らツモり上げる。リーチ・一発・ツモ・平和・赤。
このアガリによって、逢川はようやく長いトンネルを抜け、ゲームを自分の手で終わらせることができた。
大トップを決め、マイナス域を脱出したセガサミーフェニックス。対照的に、EARTH JETSは今シーズンの試練を象徴するような厳しいラス。新チームが避けて通れない”洗礼”なのかもしれない。
だが、マイナス500ptを跳ね返したフェニックスのように、EARTH JETSにも未来はある。今後の巻き返しに期待したい。

飯盛裕美子(いいもり・ゆみこ)1989年6月7日生まれ(平成元年)広島県出身。
創形美術専門学校卒業後、アニメーション制作会社、雀荘店員、グラフィックデザイン事務所、建築会社等を経て、現在は赤坂麻雀ラウンジぷろすにマネージャーとして従事。その他麻雀大会や麻雀イベントの運営、持ち込み企画など精力的に活動している。















