疑問が残った場面もあるが……
そんな瑞原にも、少し疑問が残った場面があった。
東3局1本場。
松本が1段目で![]()
待ちのリーチをかけた局面。
リーチ時には7枚あったものの、なんと最終巡目まで突入した。南家の松本にハイテイのツモ番が回ろうとする中、一馬が現物の
を切る。
手に![]()
、さらには完全安牌の
も抱えていた瑞原。ハイテイずらしに踏み切るかと思いきや、特に迷う様子もなく山に手を伸ばした。
その結果、ハイテイで松本が
ツモ。ハイテイに松本の和了牌が眠っていた事実は別として、自らの傷を浅くするチャンスがあっただけに、この選択はすこし意外に映った。
前回の心をえぐられるようなラスの後、できたはずのポンテンやハイテイずらしができなかったことを悔いた瑞原。今回も、結果には満足すれど、本人にとっては細かい部分で反省が残る対局だったかもしれない。
……それでも。
試合後、対局中の鬼気迫る表情が幻だったかのように、リラックスした表情でインタビューに臨む本人を見ると、この瞬間だけは「まあ、勝ったからいいか」と思えてくるから不思議だ。
楽屋に帰れば、チームメイトと嫌になるほど対局を振り返るのだ。いま、この瞬間だけは、胸がスカッとするような勝利の喜びに浸ろう。
今シーズンはここまで、トップ7回、ラス7回。常にバットを長く持ってMリーグを駆け回る女海賊は、この先も荒波を乗り越えて前へと進み続ける。
-.jpg)
虫かご
鹿児島県出身、東京都在住の25歳。本業である新聞記者の傍ら、ライター業に励む。noteも不定期で更新中。好きな麻雀プロは堀慎吾選手。行きつけの雀荘は浅草橋・新時代。
X:@mushikagokun















