絶体絶命の淵から前人未到の10勝目へ〜永井孝典、奇跡の大まくり【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 12/26 第1試合(麻雀チャンネル)】担当記者 千嶋辰治

トップ目の瀬戸熊に親かぶりさせると、次局の南3局では、

ドラの【白】を引き入れてわずか3巡目に超弩級のリーチ!
2巡目の【4マン】が燦然と輝く【7マン】単騎を、

出アガリせずに自らツモ!
リーチツモチートイツドラ2赤2の4000-8000のツモアガリで瀬戸熊を逆転。

さらに圧巻だったのは南4局

3番手の中田が連荘を狙って場風とピンズを仕掛けて【2マン】【5マン】のテンパイ。

両面待ちMAXの8枚残りとこれが優秀な待ち取り。
このテンパイ打牌の【7ソウ】をさらに仕掛けたのが永井。

ドラが【7マン】のカン【8マン】待ちは簡単にはアガれなさそう。

残り枚数も1枚。
中田の連荘が濃厚と思われたのだが…

この男には「1対8」の確率差さえ関係ないのか!
テンパイした刹那にたった1枚の【8マン】を手繰り寄せた。
ジュンチャンドラの1,300-2,600を仕留めてゲームセット!
瀬戸熊の4,000オールの後、3人の親番を全て自分のアガリで落としてトップをもぎ取り、前人未到の年内10勝を決めた。

それにしても、永井の大まくりにあったTEAM雷電だったが暗い材料ばかりではない。


本日の第2試合を終えて、白卓のトップがTEAM雷電
そして、直上にいるBEAST Xとの差を約80ポイント詰めることに成功している。
計上したプラスポイントはわずかだが、終わってみれば4位までの距離は一気に縮まった格好。
来年の戦いに大きな希望をつなぐ1日となった。

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