東1局の1000点が導く物語
文・東川亮【バックアップライター】2026年10月12日
先週、筆者は都内某所のカフェで、EARTH JETSの三浦智博に話を聞いた。
大和証券Mリーグ2026-27、10月6日の試合で喫した悲劇的なラス落ちと現在の心境について、ファンのみなさんにリアルな声を届けたかったからだ。
「この逆境は、僕がもっと成長して強くなる機会」EARTH JETS・三浦智博|近代麻雀ノート @mjsaikyosen https://t.co/fhXAee1o43
— 麻雀最強戦〈公式〉 (@mjsaikyosen) October 12, 2026
内容についてはこちらの記事をご覧いただくとして、取材の録音を止めて店を出る間際、三浦がつぶやいた言葉が耳に残った。
「そろそろ勝てそうだと思うんですけどね」
無理をしている様子はなく、自然体かつポジティブな声だった。
その三浦が、あの試合以来となるMリーグの卓につく。
第2試合
東家:東城りお(BEAST X)
南家: 三浦智博(EARTH JETS)
西家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
北家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
結果的にほぼ無風、しかしその意味は大きい
東1局が始まって2巡目。
「またか・・・」と思ったファンの方は少なくなかったのではなかろうか。筆者は思った。
東城の手がものすごい。この時点で手牌にドラが7枚中5枚固まっており、しかも全てを無理なく使えそうで、他の部分も悪くはない。決まればハネ満はおろか倍満までありそうなお祭りチャンス。ましてや打ち手は「りおのカーニバル」の使い手、東城りおである。カーニバルの使い手、とはなんぞや。
これを三浦が被弾してしまうのか。ツモならまだしも、振り込みに回った日には、もう目も当てられない。
一方の三浦の手。形の上では1シャンテン、しかしホンイツが色濃く見える形になっていた。
そして東城から切られた
をポン、
を切れば1000点のテンパイ。ソーズを払えばホンイツ。
三浦はテンパイを取った。実際、そのほうが良さそうに見える。ここでホンイツにこだわったところで、赤もドラもないこの手の打点はアガれたとしてもだいたい3900、どんなにうまくいっても5200が関の山で、試合の主導権を握るには至らない。そして
も1枚切られており、マンズのホンイツにしたところでいい待ちになる受けがほとんどない。
そして、東城が5巡目に少考して
手出し、ドラが固まっている可能性もよぎる。ここで大量加点を許せば、自身のトップは途端に厳しくなるだろう。だったら先にアガりきってしまったほうがいい。
のみ、1000点。
ごくごく平凡というか、地味なアガリである。
しかし東城の18000、24000クラスのアガリを阻止したという点で、このアガリの価値は決して小さくはない。
三浦さんにその1000点めちゃくちゃでかい事を伝えたい
— 石井一馬(いしいかづま) (@KazumaIshii) October 12, 2026
東城はいつだって自然に攻める
大物手が実らなかった東城だが、次局は茅森から8000を出アガリ。













