運を迎え入れる強さ
文・後藤哲冶【月曜担当ライター】2026年10月12日
第1試合
東家:阿久津翔太(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:中田花奈(BEAST X)
西家:竹内元太(セガサミーフェニックス)
北家:HIRO柴田(EARTH JETS)
東1局
この第1試合まず最初のテンパイを入れたのは柴田だった。
中を鳴いてイーシャンテンとすると、ドラの
をズバッと引き入れて嬉しいテンパイ。
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待ちは山に
が3枚残っている。
中田が
を持ってきてイーシャンテンになった。
巡目は深いが、高い手になる可能性を秘めている。
次巡、親番阿久津から
が切られて選択。
チーをすればテンパイだが、赤を持ってきたことで、メンゼンだと打点が跳ね上がるのが難しい。
更に言うならば、リーチできる牌の種類がピンズ![]()
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ソーズ![]()
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と非常に多いことも中田の頭を悩ませる。
ただ、ここはチーしてテンパイを取った。
やはり巡目が深いということ、中を鳴いている柴田がテンパイ気配なこと、そして![]()
チーから入れば、![]()
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という広い待ちに取れることから、この選択に。
これが功を奏して、タンヤオ赤1、500、1000のツモアガリで、この半荘最初のアガリをゲット。
中田の状態は非常に良いように思う。
初年度、そして2年目と大いに苦しんだシーズン。
ただチームとしても大躍進となった昨年、新メンバーの下石にしっかりと麻雀を教わり出したことも相まって、自分の考えを持って麻雀が打てているように思う。
今期も非常に良い内容で、既に2回のトップを獲得している。
東2局、東3局と柴田がアガってトップに立ち、東4局。
中田が
を引き入れてメンツ完成。
か、![]()
のどちらかを切ればイーシャンテンだが、カンチャン2つのイーシャンテンになってしまう。
色々な選択肢があるが……。
ここは
切りを選択。
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は確かに優秀な両面だが、この手で唯一タンヤオが確定していないブロック。
であれば、タンヤオではない
は目を瞑って、実質的な裏目は
のみということで
を頭に固定し、マンズやピンズの伸びで形の変化に期待する、というのは決して悪くない。
先にリーチを打ってきたのは親番の柴田だった。
引きなら文句なし。打点はないものの、親で3面張のリーチが打てれば十分。
そこに追いついたのが中田だった。
ただ、前述したとおり待ちは愚形。手の価値もタンヤオドラ1で超勝負手というほどではない。
を切ってダマか。
がリーチの現物なので、頭の
を切りながら迂回という手もある。
中田が選んだのはそのどれでもない、ダブル無スジの
を切り飛ばしてのリーチだった。
これも悪くない選択肢だ。
対親リーチであることを考えると、
を切って迂回ルートを選びたくなるが、これはトップの価値が非常に高いMリーグ。
ならば親番の柴田のアガリを阻止しつつ、自分の加点チャンスに踏み込んでいくというのは決して悪い判断ではない。
こうして、トップを獲るために身を削るからこそ。
鉄壁の守備を誇るフェニックス元太からでも、この
が打ち取れる。
元太の手は危険牌だらけで、この
が一番安全な牌になってしまっていた。
リーチタンヤオ赤1の5200。
これで中田がトップ目に立った。












