菅原拓也が制した「Mの乱」 勝負どころで光った高精度の判断【麻雀最強戦2026 Mの乱】観戦記【決勝卓】文:喜多剛士

自分のテンパイだけに目が向きがちな場面で、状況全体を整理し最適解を選択するのは簡単ではない。21歳とは思えない冷静さと視野の広さを感じさせる一打だった。

しかし、最後のツモでもテンパイできずに、岡田はノーテンのまま終局。

菅原が逃げ切りとなった。

岡田は東2局のアガリ競争で満貫放銃となったのが痛く、その後は流れを掴めないまま敗退となった。
勝又は東3局で岡田の仕掛けに対応して満貫をものにするなど、随所にMリーガーらしい勝負強さを見せた。しかし南2局の放銃が最後まで響き、巻き返しはならなかった。

瀬戸は南1局の清一色やオーラスの立ち回りは見事で、結果には結び付かなかったものの雀力の高さを強く印象付けた。


Mリーガーのプライドと、Mリーガーを目指す選手たちの夢が交錯した「Mの乱」。その頂点に立ったのは菅原だった。東2局の七対子への決め打ち、南2局のホンイツ七対子など、勝負どころで積み重ねた高精度な判断が優勝へとつながった。歓喜の余韻も束の間、次なる舞台は最強位を懸けたファイナル。「Mの乱」を制した菅原が、最高峰の戦いでどんな物語を描くのか注目したい。

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