絶対に振り込まない若社長 菅原拓也は押すときを見極める 【麻雀最強戦2026 Mの乱】観戦記【B卓】文:うめきち

絶対に振り込まない若社長

菅原拓也は押すときを見極める

【B卓】担当記者:うめきち 2026年10月25日(日)

 

振り込まない人が強いのではない

振り込まない人が強いのではない。押すときを見極められる人が強い。

麻雀最強戦2026 Mの乱、B卓。菅原拓也の麻雀を見て、私はそう確信した。

菅原の二つ名は「絶対振り込まない若社長」。人材派遣会社の社長である。ぶっちゃけ、私はこの対局で初めて名前を知った。そんな私が、最後には画面の前で拳を握っていた。

終わってみれば4万1500点のトップ。2位の岡田とは1万3900点差である。試合を見返しても、若社長は一度も振り込んでいない。二つ名の通りだ。

だが、私の胸を熱くしたのは、守りではない。押した場面のほうだった。

 

Mの乱は挑戦者の大会

Mの乱は、Mリーガーではないプロが、Mリーガーに挑む大会だ。胸を借りる側が、貸す側を倒しにいく構図である。

この卓の現役Mリーガーは、白いドレスの岡田紗佳ただ1人。

浅井堂岐は元Mリーガーで、「逆襲のヘラクレス」。

ABEMAのコメント欄では復帰を願う声が多く、事前の勝者予想では岡田を抑えて58%を集めた。

平良将太は「倍返し麻雀」で、愛称は「みかん」。

予想の票はたった3%で、本人がそれを笑い飛ばすポストを出していた。

平良将太という名前は、平将門を思わせる。Mの乱で、平将門の乱。出来すぎだ。みかんの乱が成功するのか、私は楽しみにしていた。

解説の魚谷侑未も元Mリーガーである。Mの乱を起こしたいのは、選手だけではないのかもしれない。主催者の狙いを勝手に想像してしまうのは、私の悪いクセだ。

 

東場は静かに進んだ

東1局は、みかんとヘラクレスの鳴き合いに、

親の岡田がリーチで斬り込んだ。

それでもアガったのはヘラクレス。

ホンイツ【發】の1000・2000である。

若社長は東2局と東3局1本場に先制リーチをかけたが、

どちらもアガれなかった。東3局1本場は、7巡目にタンヤオドラ1のリャンメンという早いリーチだった。

東4局2本場、岡田がドラの【南】をポンしてチャンタのテンパイ。

カン【2ソウ】をツモって、チャンタ南ドラ3の満貫である。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀 新刊情報/