赤を使い切るため切り。これがアガれたらトップも夢じゃない。
は2枚切れ、は1枚切れだ。
え?????????????????????????????????
を残す理由がない。安全度が違いすぎる。もちろんを使う手でもない。
一体なにが起こっているのだろうか。
私の知っている押し引きにメリハリが効いている白鳥さんは、どこへ行ってしまったのか?
次巡、
と同じく1枚切れのもツモ切りにしたが、が切れたのは4巡目。対して、が切れたのは11巡目。最近通ったの方が安全度は高い。
はっきりとわかる。白鳥さんは字牌の切り順が決められていない。ずっと迷いの森の中にいる。
そんなとき、
「リーチ!!!!!!」
溌溂とした死の宣告がかかる。
待ちごろの単騎を探していた村上さん。
と切っているところからの手出しリーチには若干の違和感を覚えるが、
( )など、複合形で持っている可能性が低いため )トイツ手と決めつけることは難しい河だ。
このリーチを受けた白鳥さん、
安全牌がしか無い…
そのを切ってなんとか一発放銃は避けたものの、
次巡、安全牌がなくなって8000の放銃。
【南4局】
私には、気づいたことが2つある。
1つは、白鳥さんの字牌の癖。
役牌が重なっても嬉しくない手で、役牌の切り出しが遅れている。その影響として、
①他家の鳴ける可能性を上げてしまっている。
②自分の手の受け入れを犠牲にしている。
③切り遅れて放銃してしまっている。
オーラスのこの手牌も、
役牌を置く癖が出てしまっている。明らかなタンピン系の手。トイツがないこの手で役牌のが重なるよりも、引きで活きてくるを残したほうが良い。
5巡目、
死神の次に襲ってきたのは魔王だった。
この放銃で白鳥さんはラスになってしまった。
一方、私の心はスッキリしていた。
もう一つ気づいたこと。それは、私自身について。きちんと決めなければいけないということ。迷っていてはダメだということ。
彼に本当に大事にされているのなら、こんなふうにさみしい思いばかりすることなんてない。彼といる「なんとなく」の居心地のよさに、甘えていたのは私の方。
自分のことを決めるのは自分しかいないんだから。きちんと決めて変わらなきゃ。
そう白鳥さんに教えてもらったのだ。
『白鳥さん、私は変わります。
アナタもこのままでは絶対に終わりませんよね。
変わってくれることを願ってます』