麻雀最強戦2018ファイナル観戦記④【D卓編】勝又!金!内川!旬のプロ3人にアマ最強位・野間はどう立ち向かったのか

南家 金  28600

西家 野間 35500

 

3巡目の金、

ここから、何を切る…

金の選択は打の部分は先に埋まらないとピンフがつかない、この手のネックと言える部分。を残すことによって456や567も見ることができ、ソウズどちらを引いた場合にも打点を見ることが出来る。まさに現雀王らしい、打点のタネを逃さない秀逸な一打だ。

しかし、金の手はなかなか進まない。動いたのはあとの無い親の勝又、

をポンして打。1枚切れているを切ることで手牌の一番強い部分を固定。カンに魅力があるため、の重なりにも期待した、場況重視の一打だ。

 

この親の仕掛けに対して真っ向から立ち向かったのが、

トップ目の野間だった。リャンシャンテンからドラのを切り飛ばして臨戦態勢。

 

この程度のリードで守っていてはまくられてしまう。先に危険牌を処理して攻めの姿勢で立ち向かった。

続いてを引き入れてイーシャンテンに。危険牌先切りで打

野間はこの表情。一打一打の重みを物語る表情だ。

勝又がカンテンパイを入れるが、

野間も待ちで追いついてリーチ。リーチをするのは怖い。しかし、最後まで攻めないと勝てない。自身を鼓舞するかの如く、気合を込めてを横に曲げた。

盤面はこのような感じだ。

ここまで、我慢の展開が続く内川。この形のイーシャンテンにこぎつける。

しかし、ここは打。勝又もリーチに全押ししている。勝又がアガれば局は進まない。野間の危険牌であるをしっかりと抑えて、親の連荘に託した。

 

どちらがアガるか…

つかんだのは勝又だった。

リーチ 1300のアガリ。野間がめくりあいを制した。

 

【南3局】

開始時の持ち点

西家 内川 23000

北家 勝又 11600

東家 金  28600

南家 野間 36800

 

この親番でなんとか逆転したい金。願いを込めてサイコロを振る。

好配牌だ。ドラを引けば5800以上も望める。

 

一方、

野間も絶好のカンを引き入れる。この親を落とせばトップに大きく前進だ。から切り出す。

そのを金がポン。

野間もを引いてイーシャンテンに。一騎打ちの様相だ。

金が待望のドラを引き入れて盤石のイーシャンテンに。

すると、野間もを引いてピンズが三面張に。

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