を先打ち。789の三色へ向かう。
しかし、南家の萩原もをポンした後、
小林が切ったをチーして、カン待ちのテンパイだ。
その2巡後には、
を引いてテンパイ。これがなんと山に6枚。相当有利だ。
小林も負けじと応戦する。
茅森が切ったこのを、
チーしてテンパイ。も4枚活きている。
すぐにアガリが出るかと思っていたところ、萩原が持ってきたのは…
雀頭だった。悩んだ末、萩原は…
ここで単騎に待ち換え。親の現物待ちにした。
小林はこの表情。
小林が、少し前まで萩原のアガリ牌だったをツモ切ったのちに、
萩原はを持ってくる。
カンだ!新ドラは。
そして、
茅森からリーチの声が…
一気に混沌としてきた。
小林が持ってきたのは…
。どうする…
押した!
茅森はを切っていて、のカンが入っているのでは両面であたることのない牌。ここはテンパイ維持。
2巡後に小林が持ってきたのは…
だ。小林の選択は…
打。とが通っており、こちらも両面待ちはない牌だが、今度は三色を崩した。
この局面での思考を知りたかったので、試合後の小林選手にインタビューをしました。お疲れのところ、快くお返事をくださった小林選手、ありがとうございます。
小林「テンパイ濃厚の萩原選手に対して、トップ目である茅森選手の押しっぷりがあまりにノータイム、かつ強い牌を押していたので、赤やドラを持っていそうだと警戒していました」
巻き戻ってみると、たしかに、
このや、
このは萩原に対して危険牌だ。全員の手牌を見ながらモニター越しに観戦している我々は、こういう気配を見落としやすい。
そして、
小林「萩原さんは狭く受けてしぶしぶカンをしているように見えたので、あまり警戒はしていませんでした」
先ほどの写真をもう一度見ていただきたい。
小林は、単騎に受け変えた時の萩原の間を冷静に分析していたのだ。麻雀サイボーグの分析はやはり鋭い。
小林「自身の待ちも悪くアガリによる連荘の可能性が少ない。萩原さんも狭く受けたように見えた。茅森さんは本手の可能性が高い。茅森さんのリーチは切りリーチだったので、待ちに関連している可能性が残っているを念のため止めて、流局を期待しました。もう少し巡目が残っていたら流局があまり期待できないのでを切っていたし、巡目がもっと少なければ迷わずでした」
なるほど。自身のアガリ可能性、流局可能性、放銃時打点。船長の判断は複数のファクターを考慮した結果、下したものだった。
が、やってきたのは、小林にとって、チームメイトにとって、Piratesサポーターにとって、あまりにも非情なだった。
さらに、