そしてを暗刻にして、上家からチーテンの取れるが!
…しかし、これも鳴かない!どこまでもセレブなアガリを追求し続ける黒沢。
さすがに2枚目のはポンしてテンパイに取った。
だがしかし、待ち牌はが1枚しかない…
と確認した直後、ラス牌のをツモって2000-4000のアガリ。
おそらく大多数の打ち手は1枚目のをポンしていただろう。
しかし黒沢は鳴かない。鳴ける牌が出てもノータイムでスルーする。
自分が納得いく形になるまでは、どんな誘惑が来ても我慢する。
この並外れた胆力があってこそ、セレブ打法が成立しているのだ。
一旦しゃがみこんで、その反動で高く高くジャンプするイメージだろうか。
そしてもう一つ、いくら点棒を稼いでも、それを守れなければ意味がない。
守備も出来なければセレブとは呼べないのだ。
11月30日(金) 第1試合
自身がトップ目で、2軒リーチを受けて現物が尽きた局面。
大多数の打ち手は、場に1枚切れのを対子落としするのではないだろうか。
ところが黒沢はを切らず、を打った。
確かにが見えているため、当たっても安そうだが…
ここで注目するのは村上の河。
村上はと手出しした後に寿人のリーチを受け、を手出しした。
親の現物といっても、を切っているのにあそこまでを引っ張るのはおかしい。
他に理由があるのではないか?
そう読むと、チートイツが本線に見えてくる。ならばは打てないというわけだ。
黒沢の読みはズバリ的中、村上は七対子の単騎待ちだった。
このような正確な読みと守備力もまた、黒沢の武器である。
紹介しきれなかったが、行かないと決めた時の黒沢は本当に固い。
一滴の水も漏らさないダムのような鉄壁っぷりを誇るのだ。
と、ここまで黒沢の隠れた素晴らしさを紹介してきた。
現在は個人成績2位と、1位の園田にやや水をあけられている。
チームとしてもプラス域の3位と、まだまだ油断はできない状況だ。
年明けの終盤戦は是非、セレブ打法だけでなく、黒沢の守備にも注目してほしい。
そして、みんなでまた女神様の笑顔を拝もうではないか。
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