パイレーツ・瑞原明奈
奪える財宝は貪欲に!
打点を狙った
リャンメンターツ外し
【Mリーガー29人の名手】
Mリーグ2019 10/3
第1試合 東2局1本場 供託×1 ドラ
24400
21400
西家 瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
29800
23400
ピンズが多めの手牌だが、ドラ受けのリャンメンターツがある形。微差のトップ目とはいえ、始まったばかり。瑞原の決断は?
「打点を伸ばせそうなら大きく伸ばす」
ここで瑞原は打を選択。字牌が多いこともあり一気にピンズのホンイツへ寄せていった。まだ東2局で先は長い。打点を伸ばせそうなときは大きく狙い、リードを広げることでより戦いやすくなる。天鳳育ちということで、てっきり速度重視の選択をすると思っていた解説の園田もこれは意外そう。
園田「天鳳っぽくないですよね、天鳳でこんなところからを払わないですからね」
だが、この決断が功を奏し、急所のカンをチーし、ポンですんなりテンパイ。
そのまま単騎を瀬戸熊から討ち取り5200のアガリ。沢崎とのマッチレースを制し、Mリーグデビュー戦をトップで飾った。
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東川亮
赤入り麻雀、東天紅(三人麻雀)などを愛する、さいたま市在住の麻雀ファン。本業はフリーのライター。飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」にて、オーナーである麻雀解説者・梶本琢程氏との接点が生まれ、その縁をきっかけとしてキンマWebにてライター活動を開始した。
ひがし@Twitter
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