2時間にもおよぶ大熱戦を制し、ABEMAS残留に大きく貢献した多井。
そして大トップから寸前でかわされて沈黙する朝倉。
最後に忘れていけないのが萩原。
もちろん麻雀は最後の親が流さるまでは、何pt差をつけられても逆転は可能である。
チーム雷電も決して諦めてはいないだろう。
残り4半荘。4連勝が必要なら4連勝を目指すだけだ。
ただ、そうとう厳しい状況に追い込まれたのも事実。
それにしても——
を切ってシャンテンを戻し、そしてフリテンでアガった1300・2600。
ペンのテンパイを取らず、アガリを逃した東場の親番。
判断は難しいところだが、良くも悪くも最後まで「萩原聖人らしさ」を貫き通して戦った。
人生を賭けて戦ったMリーグだが、かなり敗色濃厚となってしまった。
Xデーである、来週の火曜日。たとえファイナルに残留できなくなってしまったとしても、過去の自分をかなぐり捨て、Mリーグを盛り上げるために最大限の功績を残し、そしてチームのためにもがき続けた萩原聖人という男がいたということを、Mリーグ初年度を見届けた我々は忘れてはならない。
(C)AbemaTV
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」
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