この辺りを考えるとノーテンのことも結構ありそうだ。
この仕掛けを受けてトップ目の多井、
トップ目というだけではなく、多井は守備の名手だ。
親の3フーロを受けて長考に入る。
ソーズのホンイツがあるのでソーズ、字牌は除外。
→の切り出しで辺りも切りにくい。
残るはピンズだがドラが・・・
はマタギで切りづらいし、もちろんはドラだからダメ。
消去法でくらいというわけで、2枚あるを切った。
これなら次の巡目にもう1かいを切って様子が見れる。
守備に強い多井らしい選択だったが・・・
次巡の前原のツモはなんと・・・
放銃したくない立場の多井が長考して
このが何を意味するか、前原なら良く分かっていただろう。
当然ともいえる待ち替えだが、早すぎず、かつ悩むそぶりもなく自然にを切った。
果たして2枚目のが河に吸い寄せられた。
前日の自分のエラーを吹き飛ばすかのような大きな役満のアガリ。
にまつわる悪いイメージも払しょくできたことだろう。
忘れたいあの夜はもう、ずっと前に明けたんだ!!
前原といえば豪快な「ガラクタリーチ」が取り上げられることが多いが、今回のように、手なりで打つ、手なりに見せるという経験に裏打ちされた確かな技術というのも前原の魅力だと思う。
来シーズンはこの辺りにも是非注目してご覧いただきたい。
Mリーグ初年度、たくさんの名場面を見せてくれた前原選手。
麻雀格闘倶楽部の精神的柱として大活躍でした。
半年間お疲れさまでした!!
来シーズンも楽しみにしています!!
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