みずぐちむが教えてあげる!
つおくなる!麻雀講座【第24回】
こんにちは、みずぐちむです。
近代麻雀はみなさまご存知一ヶ月に二回発行ですよね。そしてこのみずぐちむ講座は今回で24話目!てことは!連載開始からちょうど一年が経ちましたー!
わーいわーい!コラム読んでるよーとネットや各所でお声をかけてくださるみなさんの優しさが励みです。これからもみずぐちむ講座をよろしくお願いいたします!
図1
加カンする? しない?
ポン ドラ
図2
大明カンする? しない?
ポン
第24話 麻雀でもドラマでも今熱いのは、カン、チー、カンチ…。
実は身近な存在
今回のテーマは暗カンよりも判断が難しい加カン&大ミンカンです。
どんな時にするべきか、せざるべきか、みずぐちむ講座いってみましょう!
まずは加カンについて。
暗カンと違ってすでに鳴いているので、符ハネと新ドラの恩恵は受けますが、裏ドラが見られない… そして他家のリーチは打点がけっこう上がっちゃうから怖いですよね。
できればイーシャンテン以上で加カンしたいところですが、リーチを受けていない早い巡目はリャンシャンテンでも加カンする時があります。
以下の図1をご覧ください。
ポン ドラ
リャンシャンテンですが、ドラがひとつありそこまで悪い形ではなく余り牌もありません。
ここで重要なのはドラがひとつある、ということです。
現状だいたい2000点予定のこの手ですが、カンして新ドラがひとつでも乗れば5200以上が確約されます。倍以上チャンスはぜひ受けておきたいところです!
この牌姿だとどうでしょうか。
ポン ドラ
さっきとちょっとだけ変えました。
ピンズがカンチャンになって、ドラ受けはありますがまだドラはありません。これだけでさすがにカンはちょっと無謀だなー…ってなりませんか?
とりあえずを切っておいて、その後の展開で安全牌にするもよし、一手進んでカンするもよし、という構えにしておきましょう。
ちなみにこの形でやがドラだった場合は、即カンです。
ドラドラは積極的にカン!
カンで炙り出せ
次は大ミンカンについてです。
暗カンや加カンより一番登場回数が少ないであろう大ミンカン。
どんな時に使うと効果的かというと「打点に不満があり、和了れそうと思っている時」と「カンでノーチャンスを作れる待ちの時」です。
カンでノーチャンスを作れる待ちは、例えば図2のこんな形です。
ポン
を大ミンカンすればがさらっと出てきそうですよね。
一応おまけにテンパネするし、新ドラチャンスもあります。
が出たらカンというのを事前に準備しておくことが大切です!
次回はリャンシャンテン戻しについてです!
イーシャンテンにこだわらない打点作りをみずぐちむが教えます。
それではまた!
(初出「近代麻雀」2018年11月15日号)