そして、この手はそれぞれの相手に対して、数牌で安全牌がある。
というように、いたずらにやに手をかけてしまうと誰かの安全牌が減ってしまう。
形式テンパイもみて最低限のターツはキープしつつ、危険と読める役牌を打ち出すことで、全員の攻めに対応できる手を組んだ。
その後村上は、
を積極的にカン。
リンシャン牌にいたのは、狙って残しただった。これで四暗刻イーシャンテンに。
一方、親の黒沢も、
ドラのを切って臨戦態勢に。
先にテンパイしたのは…
「リッチ!!(ええ声)」
村上だ!狙い通りをアンコにしてのツモり四暗刻テンパイ!
黒沢は…
まだテンパイできないが勝負になる形だ。ここは打。
他家がヒートアップする中で、小林の手はこのようになっていた。
村上に対しても黒沢に対しても、をはじめとして安全牌がたっぷり。他家の攻撃を見越して安全牌を確保しておいた、小林の素晴らしい立ち回りだ。
だが、村上の欲しいとはまだ山にいる。ツモれるか…?
12巡目、
まだツモれない。
村上もこの表情。
黒沢も、
イーシャンテンからなかなか追いつけない。
こちらも必死の面持ちだ。
そして小林。
準備しておいた甲斐もあって、終盤になっても安全牌が尽きることは無かった。
村上、最後のツモ番。
ツモれない…
この局は村上の一人テンパイで流局。
この後、親番でさらに加点した小林が、64100点の大トップを決めた。
普段からインタビューでもウィットに富んだ返しで、我々を楽しませてくれる小林。
やはり今季初トップは嬉しかったのであろう、トークの方も舌好調だった。ご覧になっていない方はぜひビデオで見返していただきたい。
このトップでPirateは6位浮上。マイナスもラス1回分くらいまで減らすことが出来た。
小林船長率いるPiratesの反撃は、これからだ。
オマケ
小林の河揃えプログラム
小林は、我々が見やすいように河を揃えてくれているのだが、切ってから牌の上下を逐一直している様子は見受けられない。どうやって揃えているのだろうか?
実は小林、