「ツモ」。その牌は真っ赤に染まっていた。
寿人が最後に価値のあるアガりを決めて、3着を確定させる。こうして勝敗が決した。総時間は56分。非常にスピーディーな一戦だった。
白鳥は安堵の表情。今シーズン3回目のトップとなり、まさにショータイム。もう、昨シーズンの不調から脱しているのだろう。アベマズにもう1本、大きな柱が加わった。
寿人は3着となった。ここまでで、まだ2着以上になっていないのは信じられない限りである。だが、決して寿人ファンの人たちは離れていないだろう。筆者は最後のリーチに痺れた。次につながる3着だったと見たい。魔王の目覚めを待ち望んでいる。
山﨑和也
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天鳳は万年五段。点数計算がいつまで経っても怪しい。Mリーグをきっかけに麻雀観戦が趣味になった。本業は将棋の中継・観戦記者。将棋ウォーズ六段。