日向はこのリーチをしっかりツモって1600-3200は1800-3400の収入に供託リーチ棒1本までゲットし、大きなリードを作って南場へ。
南2局では親番で赤3を手にした日向がリーチした萩原から12000を打ち取り、さらに加点した次局でも2巡目の切りで手役をチートイツに絞り、この日3度目のチートイツリーチ。これは萩原のリーチに競り負けたが、積極的にチートイツを目指して仕上げる日向の手筋が印象的だった。
チートイツは待ちが必ず単騎になるという特殊な役だが、使い方次第では攻撃、守備共に大きな力を発揮する。Mリーグを見て麻雀を勉強中だという方は、ぜひMリーガーの見せるチートイツの打ち筋を、自身の麻雀に取り入れてみてはいかがだろうか。もちろん失敗もあるだろうが、その経験が、Mリーグをより深く楽しむエッセンスにもなるはずだ。
手術全てうまくいきました
バイ菌も頬とアゴだけで、他には広まっていないようですもう点滴も終わりのようで
明日から抗生物質を1週間飲むだけで多分大丈夫だそうですまだ少しだけ顔が腫れてますが、仕事もマスクをして明日から復帰しようと思います
迷惑をかけ続け、大変申し訳ありませんでした
— 多井隆晴(渋谷ABEMAS) (@takaharu_ooi) November 28, 2019
最後に、連勝した渋谷ABEMASは、大黒柱・多井隆晴が先週末から体調不良で戦線離脱するというアクシデントに見舞われていた。しかし、白鳥・日向、そして松本吉弘の活躍でチームはポイントを積みあげることに成功。幸いにして多井も順調に回復しており、早ければ来週にも戦線に復帰できそうとのことだ。
気温の低下と反比例するかのように熱さを増していく「大和証券Mリーグ」。この先の戦いからも、目が離せない。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。