日向藍子・瀬戸熊直樹・沢崎誠に見るチートイツの活用法【熱論!Mリーグ】担当記者:東川亮

日向はこのリーチをしっかりツモって1600-3200は1800-3400の収入に供託リーチ棒1本までゲットし、大きなリードを作って南場へ。

南2局では親番で赤3を手にした日向がリーチした萩原から12000を打ち取り、さらに加点した次局でも2巡目の切りで手役をチートイツに絞り、この日3度目のチートイツリーチ。これは萩原のリーチに競り負けたが、積極的にチートイツを目指して仕上げる日向の手筋が印象的だった。

チートイツは待ちが必ず単騎になるという特殊な役だが、使い方次第では攻撃、守備共に大きな力を発揮する。Mリーグを見て麻雀を勉強中だという方は、ぜひMリーガーの見せるチートイツの打ち筋を、自身の麻雀に取り入れてみてはいかがだろうか。もちろん失敗もあるだろうが、その経験が、Mリーグをより深く楽しむエッセンスにもなるはずだ。

最後に、連勝した渋谷ABEMASは、大黒柱・多井隆晴が先週末から体調不良で戦線離脱するというアクシデントに見舞われていた。しかし、白鳥・日向、そして松本吉弘の活躍でチームはポイントを積みあげることに成功。幸いにして多井も順調に回復しており、早ければ来週にも戦線に復帰できそうとのことだ。

気温の低下と反比例するかのように熱さを増していく「大和証券Mリーグ」。この先の戦いからも、目が離せない。

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