堀慎吾「第三の目」開眼?!〜6万点越えの快勝劇【Mリーグ2024-25観戦記 11/15 第1試合】担当記者 千嶋辰治

堀慎吾「第三の目」開眼?!
〜6万点越えの快勝劇

文・千嶋辰治【金曜担当ライター】2024年11月15日

観戦記を担当する日は、15時にMリーグ公式が発するポストに注目する。
先発選手の発表があるからだ。
そして、そのポストが発せられる前後のタイムラインにも注目している。
先発選手の意気込みや思惑などが垣間見えることがあり、文章を書く材料となることも少なくない。

本日の先発選手が発表された直後。
第1試合に登場する堀がこのようなポストを発した。

麻雀プロが髪を切ったというポストに25万インプレッション、2000以上のいいねが付く。
約30年前から麻雀界の景色を眺めてきた筆者には隔世の感。
素晴らしい時代になったものだなと感慨深くスマホを見つめていた。

ちなみに少しだけ脱線するが、堀がサラリと着こなしているパーカー。
将棋の藤森哲也五段が運営している「将棋放浪記」というYouTubeチャンネルのものだそう。
藤森五段といえば、ABEMAトーナメントシリーズの解説でお馴染み。
一手数秒で展開される早指しの将棋に負けない軽妙な語り口の解説が素晴らしいので、機会があれば藤森五段の解説をぜひご覧いただきたい。

堀は将棋をこよなく愛している。そして、その実力も玄人はだしの腕前。
髪を切ってスッキリして、好きな服を着て対局へ。
気分の悪かろうはずがなかった。

第1試合

東家:白鳥翔渋谷ABEMAS
南家:堀慎吾KADOKAWAサクラナイツ
西家:鈴木優U-NEXT Pirates
北家:竹内元太セガサミーフェニックス

気持ちも軽やかに対局に臨んだであろう堀。
序盤からチャンス手が入り続ける。
東2局

そして続く1本場

と、迫力十分な仕掛けを振り回して場を制圧。
思うように打たせないことで親番を繋ぐ。

続く2本場、

タンヤオドラ赤の2,000オールを引きアガって待望の初アガリに成功。
流局を挟んで、迎えた東2局4本場がこのゲームの山となった。

連荘が止まらない堀の第一ツモを観てほしい。

【東】をトイツにしてW【東】ドラドラの12,000がすぐそこに。
目下、リーグでもナンバーワンの副露率を誇る「仕掛けの名手」堀にアガってくださいと言わんばかりの材料。
これがアガれたら持ち点は5万点オーバー。
あるいはゲームを決してしまうかも知れない。

そこに立ち向かうのは…

ゲーム開始時点のチームポイントが▲319.3と、苦境に喘ぐABEMASの白鳥。

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