答えが無い堂々巡りを丸山が始めた。

震える手でを触る丸山。
なるほど。は現物で
は
が通っていてスジだ。しかし実際には
は瑞原へのロン牌。
丸山はさらに考える。
「この待ち…多井と岡田は間違いなく
は持っていないはずだ。持っていたら早々に親の現物で出しているはず。瑞原の手牌の中にラス
があるのか?」

丸山は震える手でリーチ宣言をした!
切りは確かに安全かもしれないが、それは所詮テンパイ止まりの打牌でカン
待ちもあり得る。
ならば…。これしかないだろ…!
親の瑞原の一発目のツモ。

!!!

これで丸山のアガリ!祝福するかのように暗槓したがモロノリ!
リーチ一発ドラ5の跳満を瑞原からアガって2着をものにした。
結果としては南3局とオーラスは多井と丸山がアガって順位に変動はなく終わった。
私が見たところ、多井と丸山にはやはり雀力にはまだまだ差があるように思える。多井の打牌は理に適っている打牌が多い。
だが、丸山も南2局だけに限って言えば、どの多井よりも素晴らしい打牌と選択の連続を魅せつけてくれた。
まだまだプロ2年目でこれほどの活躍を見せてくれるのだ。

この苦痛の顔に歪んだ南2局の選択を、笑顔で出来るようになった時がきっと来るはずだ。
願わくば、それがドリブンズの機動力になると願ってこの記事を締めたい。
小説家に憧れる中で、競技麻雀に惚れ込んだ二十代。視聴者と一緒の視点に立ってわかりやすい記事を書いていきたい新人ライター。
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