震える手で掴んだものとは…最速最強・多井隆晴の壁と丸山奏子が残した宿題【熱論!Mリーグ】担当記者:危険な鬼太郎

答えが無い堂々巡りを丸山が始めた。

震える手でを触る丸山。

なるほど。は現物でが通っていてスジだ。しかし実際にはは瑞原へのロン牌。

丸山はさらに考える。

「この待ち…多井と岡田は間違いなくは持っていないはずだ。持っていたら早々に親の現物で出しているはず。瑞原の手牌の中にラスがあるのか?」

丸山は震える手でリーチ宣言をした!

切りは確かに安全かもしれないが、それは所詮テンパイ止まりの打牌でカン待ちもあり得る。

ならば…。これしかないだろ…!

親の瑞原の一発目のツモ。

!!!

これで丸山のアガリ!祝福するかのように暗槓したがモロノリ!

リーチ一発ドラ5の跳満を瑞原からアガって2着をものにした。

結果としては南3局とオーラスは多井と丸山がアガって順位に変動はなく終わった。

私が見たところ、多井と丸山にはやはり雀力にはまだまだ差があるように思える。多井の打牌は理に適っている打牌が多い。

だが、丸山も南2局だけに限って言えば、どの多井よりも素晴らしい打牌と選択の連続を魅せつけてくれた。

まだまだプロ2年目でこれほどの活躍を見せてくれるのだ。

この苦痛の顔に歪んだ南2局の選択を、笑顔で出来るようになった時がきっと来るはずだ。

願わくば、それがドリブンズの機動力になると願ってこの記事を締めたい。

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