鈴木たろうでも止められない…赤坂ドリブンズ“今そこにある危機”【熱論!Mリーグ】担当記者:masasio

熱論!Mリーグ【Fri】

鈴木たろうでも止められない

赤坂ドリブンズ

“今そこにある危機”

文・masasio【金曜担当ライター】2019年12月13日

12月に入り、レギュラーシーズンの折り返し地点を過ぎた。

好調なチームもあれば、いまいち調子の出ないチームもあるが、特に心配なチームがある。

前回の覇者、赤坂ドリブンズだ。

昨日、12月12日の試合を終えて、最下位。

セミファイナル進出のボーダーであるフェニックスまで200ポイントほど離されてしまっている。

ドリブンズは開幕からなかなか調子が上がらず、長い間最下位に甘んじていた。

一時期最下位を脱出して、「さすが前回の覇者、ここから盛り返してくるのかな」と思ったのだが、なんと折り返しを過ぎた今になっても最下位をキープしたまま。

しかも差はますます広がっている。

この辺りで浮上しておきたいところだが、勝ちたいと思って勝てるならどのチームも勝ってしまう。

ドリブンズらしく1戦1戦期待値を積み重ねていくしかない。

さて本日の1戦目は、丸山奏子

鮮烈な見逃し倍満ツモデビューが記憶に新しいが、2戦目以降は苦しい闘いが続いている。

丸山は今日が5戦目。

レギュラーシーズンは各選手最低10戦の出場が義務づけられている。

折り返しを迎えてちょうど半分の5戦出場ということで、ドリブンズとしては、丸山は最低ラインの10戦程度の出場を予定しているだろうか。

自分自身にとってはもちろん、チームにとっても大事な試合が続く。

デビュー戦のように華麗にトップを獲ってチームの雰囲気を変えたいところだがどうなるか。

11本場

この半荘は4人中唯一の男性選手、多井隆晴がリードして局が進んでいく。

この局も多井が先制リーチ。

 ピンフや三色の手替わりはあるが、タンヤオが確定しているこの手では待つ必要はない。

リードを広げに行く。

 リーチを受けた丸山。

のくっつきのイーシャンテン。

にくっつけばイッツーにくっつけばドラの受けができるか、の3メンチャン待ちになる。

何より多井のリーチには字牌以外はしか通っていない。

まだまだ通っていない牌がたくさんあるということでくらいは勝負したいところだが・・・

丸山の選択は打

トイツ落としでいったん迂回した。

確かにイッツーもピンズの3メンチャンも確定しておらず、やや不満とみたのだろう。

また、一人抜け出した多井のリーチというのも大きい。

多井にアガられるとトップは厳しくなるが、2着争いの状況は変わらない。

賢明な判断だろう。

しかし、チームメイトのあの男、鈴木たろうなら・・・

「ここで多井にアガられたらトップが厳しくなる、多井直撃のチャンスじゃ!!」

と、くらいは勝負したかもしれない。

その後、瑞原がドラのをポン。

岡田もじわじわ押してテンパイを入れているところ。

残りツモ番1回のところで丸山の手が止まる。

浮いているは安全牌。

特に悩むところではないが丸山は20秒以上時間を使った。

これは決してハイテイに取っておこうとして考えたわけではない。

が通っているので、ハイテイに取っておくだけならそこまで悩む必要はない。

ここで長考したのは、のポンテンを取るかどうかだろう。

チーは上家から切られるため、次は自分の番。チーするかどうか考える猶予があるが、ポンはそうはいかない。

ここで結論を出しておかないと、出てから考えるというわけにはいかないのだ。

この辺りはチームメイトのあの男園田賢の常とう手段だ。

こんなところでもドリブンズイズムが受け継がれているのが分かる。

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