麻雀格闘倶楽部・前原雄大
「ガラクタ」の真意とは…
アガリの先まで見た
リーチ判断
【Mリーガー29人の名手】
Mリーグ2019 11/5
第1試合 東4局ドラ
21800
南家 和久津晶(セガサミーフェニックス)
33000
25000
20200
南家・和久津と東家・内川が早々に仕掛けを入れる中、北家・前原もテンパイ。手替わりの多い単騎待ちだが、ここで前原の決断は?
「何でもある」というイメージを植え付ける
前原は打で単騎待ちの即リーチに出た。
結果、内川から出アガって5200点のアガリとなる。アガリは当然嬉しいが、前原としては「自分のリーチは何でもある」ということを相手に周知させるのが最大の狙いにみえる。
こんな単騎待ちを見たら、相手はさぞかしやりにくいはず。どこに落とし穴が潜んでいるか分からないからだ。相手にそう思わせれば、今後自分のリーチへ反撃しづらくさせる。
ガラクタリーチには、アガられた相手への精神的ショックに加え、後の布石を放つ意味も込められている。単純なようで実は深いリーチなのだ。
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名手を収録した
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東川亮
赤入り麻雀、東天紅(三人麻雀)などを愛する、さいたま市在住の麻雀ファン。本業はフリーのライター。飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」にて、オーナーである麻雀解説者・梶本琢程氏との接点が生まれ、その縁をきっかけとしてキンマWebにてライター活動を開始した。
ひがし@Twitter
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