大物手は空振りに終わった。
さて、いかがだっただろうか。
Mリーグにおいてフーロ率が低い理由が少しずつ見えてきたのではないだろうか?
ズバリ「鳴くと警戒されて簡単にはアガれない」
という理由が大きい。
フーロするということは、自分の手牌を見せることになるので、残った部分はメンゼンの時と比べてどうしても読まれやすくなってしまう。
Mリーガーは読みが鋭い選手が多く、一つ鳴いても簡単に次は鳴かせてくれない。ましてやアガリ牌は自分がテンパイしていないとなかなか切ってくれない。
さらに、東4局の白鳥のように仕掛けに対応して的確にカウンターを決めてくる選手もいる。
これでは気軽に仕掛けるのは危険が伴うともいえる。
従って鳴くときは
①テンパイまで近い
②打点がある
このどちらかを満たしておきたいということになる。
もちろんどんな麻雀でもこの二つは大事だが、Mリーグでは特に―
ということだ。
天鳳ではフーロ率39%の朝倉も、最速マーメイド魚谷も、Mリーグの舞台ではフーロが少なくなっているのは、仕掛けに対して厳しいMリーグの面々に順応してのことなのかもしれない。
大和証券Mリーグ2019
残り試合も少なくなってきており、熾烈な6位争いに注目が集まるが、各選手のフーロ判断や、仕掛けへの対応に注目してみるのも面白いのではないかと思う。
安くて遠い「鳴き」をして「泣き」をみないようにしたいものですね。
2戦目結果
1位 二階堂 亜樹 +54.0
2位 魚谷 侑未 +4.9
3位 朝倉 康心 -15.4
4位 白鳥 翔 -43.5