熱論!Mリーグ【Thu】
鈴木たろうからの
連対バトンを受け取って…
村上淳・魂の清一色仕掛け!
文・真中彰司【木曜担当ライター】2020年1月31日
2020年1月30日。
首位のフェニックスと、ボーダー争いが熾烈な3チームの対戦。
レギュラーシーズンは各チーム残り24戦。
ドリブンズの4連勝で一気に差が縮まってきた。
追いかける風林火山・ドリブンズと、突き放したい他チーム。
リーグ戦の醍醐味でもある、条件戦の様相を呈してきた。
1戦目
1戦目、チーム5連勝を狙うドリブンズからは、鈴木たろうが先発。
立ちはだかるのは滝沢和典・瑞原明奈、そして無敗の男・近藤誠一。
1戦目が始まった。
東1局は瑞原のピンフ・ドラ4という大物手のアガリからスタート。
瑞原を追いかけるたろうは、満貫確定のリーチを放つも流局。
さすがに5連勝は無理なのか?
でも、もう立ち止まっている暇はない。
がむしゃらに1つ上の着順を目指して前進するしかない。
手がバラバラでも、鳴いて他家にプレッシャーをかけつつ…
終盤にギリギリのテンパイ。
着実に期待値を稼いでいく。
近藤を追いかける展開だったが、風向きが変わったのは南2局。
良い手材料をもらったたろう。
当然、ソーズに染めていく。
しかし、親はラス目の滝沢。風林火山も7位で崖っぷちだ。
を切ってリーチ。
次巡、たろうもこっそりテンパイ。
1枚切れのは、さほど目立つ牌ではない。
危険牌を掴むより先に、たろうのロン牌が瑞原から放たれた。
切りリーチの滝沢に対しては、は高確率で通る牌。
たろうがリーチに対して目立つ牌を切っていなかったことも幸いした。
忍者のごとく忍び寄ったたろうが見事にメンホンを決め、トップに浮上。
南3局、たろうの親番。
他家にとっては、たろうに加点されると厄介だ。
ここは近藤が先手を取ってリーチを放った。
次巡、たろうも追いつく。
は近藤の現物ではないため、即リーチで勝負を決めに行った。
苦悶の表情を浮かべる近藤。無理もないだろう。
近藤の欲しいは場に多く見えていて、山に残り1枚。