西原理恵子 & 山崎一夫 機械相手のギャンブルは稀に攻略法が見つかりゴト師が生まれる!?

圧倒的に有利な条件ですからね。

 

麻雀は対人ゲームなので
メンタルや駆け引きが重要

パチンコやパチスロは基本的に機械相手のギャンブルですが、対人的な要素もあります。

「店長のクギ調整や設定をどう読むか」

「ライバルを出し抜いて、優秀台をゲットするには」

などです。

勘違いしやすいのは、ルーレットやバカラのように、目の前にディーラーがいる場合に
対人ギャンブルだと思い込むこと。ルーレットだと次のような考えです。

「大きく張った所はディーラーは外して来るに違いない。ノーモア・ベット(そこまで)
の直前に別の数字に賭けよう」

実際には、熟練のディーラーでもそう簡単に狙った目には入れられません。

もし入れられたら、誰かと組んで大儲けができることになります。カジノはそんな甘い所では無いのだ。
対人ゲームと機械式のゲームには決定的な違いがあります。それは

「対人ゲームは、自分に有利な選択をしてくるハズ」

という前提です。

これがあるから格段におもしろくなるんだと思います。
と言うことは、相手にそれができるほどの技術が無い場合は、

「勝てるけど、あまりおもしろく無い」

という状況になってしまいます。

私の雀荘でも、麻雀の成績の極端に悪い従業員には、このことを伝えて努力を促しています。
麻雀の場合、セットとフリーとオンラインでは、勝ち方が少し違います。

固定メンツのほう対人ゲームの要素が強く、フリーではそれほどでもありません。
固定メンツの場合は、お互いの持つイメージが、お互いの戦略や戦術に影響を与えます。

「アイツはハネマンからでもリーチを来るからなあ。降りよ」

「彼の仕掛けはブラフが多いので今回は無視」

ところがフリーでは、相手のことはあまり知らないので、ほとんど自分の都合で打つんです。
オンライン麻雀の場合はもっとでしょうね。

麻雀のプロで、上位リーグを十年以上もキープしてるトッププロは、いろんな戦い方に精通して
るんだと思います。

 

みなさんの主戦場に合わせた打ち方で勝ちましょう。

(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2014年4月15日号)

●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/

さいばら&山崎の でかぴん麻雀入門は毎週水曜更新!!(次回は3月25日更新予定)

 

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