風林火山オーディションレポート 2021年6月13日~6月15日
「今井伸吾が暫定6位で全日程終了、超新星・小沼翔が560ポイントオーバーで首位浮上!」
日々熱戦が繰り広げられている、EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション。戦いが進むにつれて準決勝進出ボーダーとなる6位の数字も、少しずつ上がってきている。目安としては350~400ポイントと言われていたが、実際にどうなるかはまだまだ分からない。
毎週2回配信されている、オーディションの注目対局。6/18の配信された対局メンバーは、以下の通りとなった。
6/18配信対局メンバー ※ポイント・消化試合数は開始時のもの
今井伸吾(最高位戦日本プロ麻雀協会) 239.3pt 12戦/16戦
井上絵美子(日本プロ麻雀連盟) -70.9pt 4戦/16戦
川原舞子(日本プロ麻雀連盟) -25.3pt 8戦/16戦
近藤千雄(日本プロ麻雀協会) 116.1pt 8戦/16戦
この日のメンバーの中で、今井はこれが最終節となる。今節でオーディション2次予選の結果が確定するため、少しでも多くポイントを伸ばしたいところだった。その今井は第1戦で川原と激しいデッドヒートを繰り広げ、南3局のハネ満ツモでトップに。最終局は川原のヤミテンに対してロン牌を止め切り、初戦を制した。
2戦目は近藤が勝利。3戦目は井上が親番で川原からリーチ一発タンヤオピンフドラドラ赤赤の24000を出上がってトップを獲得。
4戦目は、これが最終戦となる今井が南1局の親番で近藤からリーチホウテイ赤裏3の18000をアガり、この日2勝目を挙げて、有終の美を飾った。
この日卓内での勝ち頭となった今井は、16戦を打ち終えてスコアを325.2ポイントとし、暫定6位でオーディションの全日程を消化した。現状では準決勝進出圏内に位置しており、あとは今後のポイント変動を見守ることとなる。
トータルランキングでは、大きな動きがあった。RMU入会3年目、若干22歳の小沼翔が大躍進を遂げたのだ。小沼は5/30に戦った1節目に引き続き、6/14の2節目でも200ポイントオーバーの大勝で首位に浮上。連戦となった6/15の第3節では1戦目でラスとなって連続連対記録が8で途切れたものの、4戦目で88000点オーバーの大トップを獲得してこの日も3桁のプラスに成功、トータルスコアを563.8ポイントとし、2位の森下剛任(日本プロ麻雀連盟)に180ポイント近い差をつけた。小沼は最終節で大きく負けなければ準決勝進出が濃厚だが、最終節は強豪との対戦が予想される。最終節で小沼が誰と戦い、どんな結果を残すのか、注目だ。
6月14日結果
6月15日結果
EX風林火山ニューメンバーオーディションはABEMAプレミアムにて配信中!6月18日: #今井伸吾 VS#井上絵美子 VS#川原舞子 VS#近藤千雄(1回戦)
https://abema.tv/video/episode/558-1_s1_p29
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。