スペシャリストが動いたのは
最後の勝負どころ!
小林剛、巧みな食いで
麺麺位に
文・東川亮【特別対局担当ライター】2022年4月28日
勝負師は、常にハングリーだ。
勝負に、勝利に、そして日清食品製品の数々に。
来い来いチーホー
濃い濃いユーホー
今シーズンよりMリーグを全力で応援します。#Mリーグ #麻雀 #ABEMA pic.twitter.com/kDNIXvsz43— 日清焼そばU.F.O.公式 (@nissin_u_f_o) October 4, 2021
今シーズンからMリーグスポンサーとなった、日清食品。地和をアガったら一生分の「日清焼そばU.F.O.」をプレゼントする「チーホー出たら、ユーホーあげる」企画をはじめ、さまざまな形でMリーグを支援してきた。
今回は日清食品の協賛により、スペシャルマッチ「Mリーグ2021-22 麺麺位決定戦 Presented by 日清食品」が開催された。使用する牌は、この日のために制作されたオリジナルの「日清牌」。マンズは麺の「麺ズ」、ピンズはどん兵衛柄の「どんズ」、ソーズは「ソース」となっている。
麺麺位戴冠に燃える、4名の選手たち。
堀慎吾は「シーフードヌードル」を「戦友」だと語った。競馬で負けて金欠になっても、こいつのおかげで生きていけた。この日の朝食もカップヌードル。麺麺位は譲れない。
待て、「シーフードヌードル」はウチの娘の好物だ。お前にゃあやれんよ。佐々木寿人の闘志はぐらぐらと煮えたぎっている。魔王と呼ばれる男が、この日だけは「ラ王」となる。
小林剛は、「U.F.O.」4つに30秒ずつ時間をずらしてお湯を注ぎ、全てを同時に食べ頃へと仕上げるという、雀荘勤務者特有の謎スキルを身につけている。独身男性代表として、負ける訳にはいかない。
丸山奏子の、可愛くとも心強い相棒。それが「チキンラーメン」のキャラクター、ひよこちゃんだ。普段見守ってくれているオジサンズの代わりに、丸山を麺麺位へと後押しする。なお、このぬいぐるみはガチの私物である。
実況解説は、「カップヌードル」コーディネートの小林未沙、そして「U.F.O.」ヘアの渋川難波コンビ。正直、今回の実況はプロのナレーターである彼女が適任だと思った。申し訳ないが、日吉辰哉だと噛みまくるわ間違えまくるわで、まともな放送にならなかった可能性がある。
さあ、決めようじゃないか。
最高にうまいやつは、そして一番ハングリーなヤツは、誰だ。
本放送URL
オリジナルCM
日家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
清家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
食家:小林剛(U-NEXT Pirates)
品家:丸山奏子(赤坂ドンブリズ)
ひよこちゃんを背に戦う丸山。
日1局、この手牌からひよこちゃん()を残して6麺()を切り、少しスリムに構える。
この試合で初めての食いとなる2麺()ポンで、4ソー()を切って1シャンテン。ひよこちゃん()は親の堀が非情にも第1打でたたき切っており、守備駒に使える牌として残す。
「そうそう、それでいいんだよ」
・・・いや、ホントに麻雀見てる?
日1局1本場、丸山がこの試合初のアガリ。ハングリー()のみ、9ソー()をポンしており、テンパネして1300は1600。見慣れぬ絵面に、アガった丸山が一瞬固まった。
日2局。親番の寿人が7ソー()をチーしてダブ日()を後から食う構え、これはなるべく早く食いたい。
さらに6どん()をカン。どんをカン。言葉の響きが面白い。
そこへ小林がリーチ。寿人、一転してピンチ。
いったんは9麺()トイツ落としでまわった寿人だったが、小林から切られた日()を食って、再度前進。
4ソー()も食ってテンパイ。