永井孝典、貫禄の12勝目〜
文・千嶋辰治【金曜担当ライター】2026年1月23日
第1試合
東家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:永井孝典(EX風林火山)
西家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:東城りお(BEAST X)
対局後のインタビューにて、渋川難波がつぶやいた。
「…なんとか、トップってことになんないですかねぇ」
サクラナイツは現在8位。
セミファイナルへのカットラインはドリブンズ。
280ポイントのビハインドを残り38試合でひっくり返さなくてはならない。
トップを獲れるチャンスが見えたら取りこぼしは許されない状況のため、冒頭の一言がこぼれるのは無理からぬことだろう。
序盤は渋川が渋川らしい麻雀で場を掌握していた。
起親スタートの渋川、
をポンして仕上げはトイトイまで。
東城から7,700をアガり先制すると、
東2局は東城のリーチを
のみでかわし、さらに東3局では東城の先制リーチに対して、
一発目に無筋の
をしっかり押して抵抗、
またも東城のリーチを捌き切り、思惑どおりのゲーム展開に持ち込んでいった。
しかし、ゲーム巧者の渋川を持ってしても、抑え込めない勢いを持った男がいた。
そう。
MVPへの道をひた走るゴールデンルーキー、永井孝典だ。
永井が渋川王国の鉄壁をこじ開けたのは東4局2本場(ドラ
)。
自身の親番で徹底的にリーチ棒を投げ続けていた東城に、
ドラ3赤の弩級テンパイが入った。
山に1枚だけ残っている![]()
待ちを東城はヤミテン。
再三にわたって投げ続けたリーチ棒がヤミテン気配を消す効果を演出していたのだが、その刹那、
静寂を打ち破るリーチ宣言。
永井の![]()
も残り1枚と残枚数は互角ながら、
これを軽々と一発ツモ!
裏ドラを1枚乗せて3,000−6,000のツモアガリ。
一撃で渋川を抜き去ってトップ目に立った。
そして、このゲーム最大の山は南1局、ドラは
。
注目は親の渋川。
なんの変哲もない…いや、むしろ悪い部類と言ってもいい配牌をもらったのだが、
暗刻が一つ、トイツが一つ二つと増えていき、ドラも重ねて勝負の気配。
さらには
が暗刻になって四暗刻のイーシャンテンに辿り着いた。
そして、
ついに役満テンパイ!















