元KADOKAWAサクラナイツ「マムシの沢崎」こと沢崎誠。
2月3日の試合を観戦した沢崎にとって、第1試合と第2試合は非常に対照的だったという。
第1試合
⬛︎伊達の「なめている」仕掛け
伊達さんが東1局に、2フーロしてカン
でタンヤオでテンパったんだけど、この仕掛けはなめてるよね。麻雀じゃなくて、他の3人をなめてる。伊達さんだけ100浮いてて、あとの3人は合わせて800ぐらい沈んでいるから、それを見ちゃうと、何やっても大丈夫だよなと思う。スタートの時点で、僕はこれで伊達さんが連(連対)を外れるわけないよなと思うわけよ。
ところが東4局で、ここからいきなり
をポンしたんだよ。麻雀知らない人?いやいや、こんなもん鳴かないから。だってこれ、ポンしてできたのは1メンツ、壊したのも1メンツでしょ?何もしなければ
引きは2メンツになるんだよ。
をポンされて、この中で一番出来がいいのは伊達さんだって3人とも知ってるから、そこにアシストはしないよね。だから普通は止められちゃうと思うわけ。ということは、仕掛けないってことなのよ、普通は。
それを仕掛けてるっていうのは、ちょっとぬるいよね。僕から言わせると、伊達さんが浮いているのは不思議ってこと。ただツイてるのはツイてる。でも、技術はないなと思うよね。だからこれからはもう負けていっても当たり前じゃないかなって思うよ。前回は「勝っても不思議じゃないね」って言ってたんだけど、この鳴きはひどい。
人をなめてるのはいいけど、東4局の
ポンは麻雀をなめてるよね。これはほっとけばメンホンチートイとか、もしかしてリーチツモって倍満とか、そういう手に変わるかもしれない。ドラは 1枚しか持ってないから、使うには重ねないとしょうがないけどね。
そうすると対子が一応3つあるからホンイツ系になりそうなんで、ハネ満にも、倍満になっても不思議じゃない。そういうのを考えると、これは
ポンって言った時点でただの素人と思うわけよ。それを見ていたら、麻雀がつまんなくなっちゃう。ただ、それをやっても勝てるんだったら勝ってくれってわけ。それは面白いんだろって。こんな下手でも勝てるんだ、っていうのがいいわけ。そういう意味では、初戦はつまらなかった。
一方で、出来の悪かった仲林さんと鈴木さんは2人合わせて700沈んでるのに、よく頑張ったよね。ただ、やっぱりツイてないのはわかる。牌の寄り方が違う。まあ、そこを技術で寄せてるって感じでね。あとは他の選手の油断をついてっていうのもあった。今日の試合では、鈴木さんがついてたね。
⬛︎阿久津はこの間の負けが影響あるかもしれない
阿久津君はこの間の鳳凰位決定戦の負け方があったから、やっぱり精神的に影響があるよね。
打ち手としては、鳳凰位戦もMリーグも同じなわけよ。負け方がよくなかった。それでここで試合をやってるから、あんまり連(連対)に絡むと僕は思ってない。多分3着かラスだろうなって。今回に限ってはしょうがないなと思うけど、ただ、麻雀もだいぶ焦ってたなっていうのはあるね。当たりそうだなっていう牌を打ってるしさ。
本人もそれを自覚してると思うよ。わかっているけど、だからやっぱり麻雀なめてんだよ。勝つには勝つ理由があって、負けるには負ける理由がある。負ける人はやっぱり下手を打ったんだよ。だからみんな失敗するけど、大きな下手を打ったのがやっぱり大きく負けるってことよね。
全部トップを取るなんて不可能だし、全部連(連対)に絡むっていうのも不可能だけども、どのくらいに抑えるかってことをきちっとできないとだね。自分がなんでここで打つ番になったんだろうと考えれば、そのチームのテーマっていうのはあるはずなんで、そういうことを考えてほしかったね。1着2着の2人はチーム戦で頑張った、 負けた2人は個人戦を負けたって感じだよね。もうちょっと良い麻雀打ってくれないと、あんまり見てたくないなと思っちゃうね。
第2試合
■前に出て戦う試合は面白い
第2試合の組み合わせはね、全員がポイントでプラスなのよ。だからこれは面白い試合になるなと思ったわけ。
何て言うんだろう、安い点数でもすごく意味があるように感じる。連荘阻止とかでしっかりと前に出ていくし、全員が戦っているってことだよね。その中で一番よく出たのは太さん。
アガリ点が安い局もあったけども、内容的にはすごく面白かった。 やっぱりみんなが戦う姿勢があって、それが最後までしっかり見えるじゃない。そういう意味ではレベルは高いよなと思うわけよね。こういう試合はずっと見てられる。
■対照的な2試合だった
1回戦目と2回戦目はちょっと対照的だったね。Mリーグも試合が多くなって、まあ20戦以上やってるでしょ?今のところ大体ね。回数が多くなったんで、力の差がどんどん出てくるのかなってのもあるし。くすぶって一旦沈んじゃうと這い上がれないから。なかなかそこから出られないのよ。
マイナスからプラスになるってすごい時間かかるんだよ。プラスからマイナスはあっという間だけど。
マイナスな人は、麻雀もそうなっちゃってるよね。 麻雀も小さいし、打ちたくないからガードが早いし、あんまり前に出ないし、だから見ていてもそんなに刺激がないわけよ。楽しくないわけ。
点数持ってる人はやっぱりもっと叩きたい、勝ちたいってなるから、前に出てきて叩きに来る。そういう試合は見ていて面白いんだけどね。

日本プロ麻雀連盟所属。
2019年、Mリーグに新規参入するKADOKAWAサクラナイツより指名を受けてMリーガーとなり、円熟味のある独創的な打牌の数々でファンを沸かせた。
2022年に大病を患い契約満了となったが、現在も精力的にプロ活動を行っている。














