西原理恵子 & 山崎一夫 たかが3%されど3%

新宿駅周辺を走る、百円のシャトルバスも同じです。

普通の路線バスは、少し値上げになってます。ICカードは一円単位で増税分ちょうどを取られますが、現金だと少し高めになってます。

 

消費税を余計に取ることは禁止されてるハズですが、余計に貰った分を税金として納めるのもできなハズです。

 

「元の運賃を値上げして、それに増税分を上乗せしている」

 

という解釈が考えられますが、それだと運賃変更の許可と取らずに値上げしていることになります。

 

税金を払うために
お金を稼ぐ異常性

消費税は、消費者や事業者が消費や仕入れをする時に払うもので、それもたいへんなんですが、実際にはもうひとつ、納税義務者の肩代わりと言う問題があります。

 

「私の顧問先には、消費税が納められなくて、倒産や廃業するところが増えそうです」

 

知り合いの税理士さんの話です。

 

中小企業や零細企業は、増税分をお得意さんやお客さんに転嫁できなくて、自腹を切って納税している所だらけです。

お得意さんに逃げられるのが怖くて、これまでどおりの価格で商品やサービスを提供して、増税分は自分ところの利益から納税しているんです。

 

「消費税の転嫁を拒んではならない」という特別措置がありますが、そんなのは形だけで、守られる保証は全くありません。

 

「利益が無い場合はどうなる?」

 

待っているのは、税金の滞納と加算税と延滞税の連鎖という地獄です。

イカン、ほとんど自分の話になってしまった。なんせ三年前の税金を未だに分割払いをしてますからね。

次の税金も発生するので、現在の返済ペースでは、死ぬまで毎月税務署に通うことになります。

ちなみに税金は死んでも許してくれないので、相続を放棄しない場合は遺族が払うことになります。

実は私の手元に、税務署に追い詰められて自殺した方の、手書きの遺書のコピーがあるんですが、

真面目に税金を払おうとしていたのに、本当に気の毒です。

別に税務署員とのやりとりの記録もあります。

「お金が無いのに待って貰えないとは、死ねと言うことですか」「あなたが死んだら遺族に払ってもらいます」

遺書には「保険金で払ってください」とあります。

 

真面目すぎたのかもしれませんが、私たち日本人には多いんじゃないでしょうか。

私の友だちの末井昭さんは、次のように言っています。

「お金のために死んではいけない。どうしてもダメな時は踏み倒してしまいましょう」

西原理恵子さんは「あたしが必至で稼いだお金を、エラそうに取りに来るんじゃない」

と言ってます。言えば多少税金が減るそうですよ。文句をいいましょう。

日本の会社で、売上の5%以上儲かっているところは、ほとんどありません。税金を払えない自分が無能なのではなく、元もと無理な税率なのかもしれません。

 

でもそれを立派に払って成長している会社もたくさんあるのも事実。

まず現在を生き延びて、いずれそういう会社になれるといいですね。

 

(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2014年5月15日号)

●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/

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