遅れてきたシンデレラ
丸山奏子が紡ぎ出す
赤坂ドリブンズ2021シーズン
最後のシンフォニー
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2022年3月10日
1月は行き、2月は逃げてしまった。
ふと気づけば、もう3月。
ついこの間開幕した、というのは言い過ぎかもしれないが、見る者にとってMリーグ期間が過ぎゆくのは恐ろしく早い。
今日試合がある渋谷ABEMAS、セガサミーフェニックス、EX風林火山、赤坂ドリブンズにとって本日が2021年レギュラーシーズン最終日。
そして、セミファイナルに進出が叶うのは上位6チーム。
現在7位の赤坂ドリブンズ。今日の先発は、
「はなまるシンフォニー」丸山奏子。
【第1試合】
東家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
南家:丸山奏子(赤坂ドリブンズ)
西家:二階堂瑠美(EX風林火山)
北家:多井隆晴(渋谷ABEMAS)
解説 土田浩翔 実況 日吉辰哉
まず、
東1局は多井が300-500のツモアガリ。静かな立ち上がりに。
と思ったのも束の間、
東2局は瑠美がリーチツモピンフ赤裏の2000-4000豪快なアガリを決める。
続く東3局、
手替わりを待ってダマテンに構えていた魚谷。待望のを引き入れて、13巡目にリーチを放つ。
狙うは高めをツモアガっての3000-6000。
そこへ、
辛抱強く残したに、が巡り合う。丸山が追いかけた!
大接戦のシーズン最終日を任された魚谷。
かたや1/27以来の登板となった丸山。
どうしてもアガりたい想いは同じ。
この局の軍配は、
魚谷に上がった。
メンタンピン三色、8000点のアガリ。
丹精込めて作った手牌を卓に流し込む、その刹那はなんとなく物悲しい。
東4局は瑠美がの1000点をアガり、早くも勝負は南場へ。
4巡目に丸山は、
ここからターツを崩す打とする。七対子が本線だが、あたりを引いたときに見えてくる最高打点のチンイツは捨てない構えだ。
染め手への意識が強いのは、丸山の打ち筋の特徴。
7巡目にを引いた丸山。
切った牌は、