麻雀最強戦2019ファイナル観戦記【C卓】魅惑のフリテンリーチ!「観る雀」たちを惹きつける近藤誠一の闘牌

麻雀最強戦2019

ファイナル

魅惑のフリテンリーチ!

「観る雀」たちを惹きつける

近藤誠一の闘牌

【C卓】担当記者:山﨑和也 2019年12月14日(土)

1年かけて行われた麻雀最強戦もいよいよ本日で幕を閉じる。本稿では決勝C卓の模様をお送りする。

まずは選手の紹介から。

伊藤優孝(いとう ゆうこう)日本プロ麻雀連盟

『死神』の異名を持つ大ベテラン。オールドファンは第3期最強戦での激闘を思い浮かべるかもしれない。御年70歳にして十段位を獲得。所属団体の鳳凰戦A1リーグでも奇跡の大逆転で残留を決めており、その勢いのまま28年ぶりの最強位を狙う。

水口美香(みずぐち みか)日本プロ麻雀協会

近代麻雀では「つおくなる!みずぐちむ講座」でおなじみの女流雀士。今年開催されたMリーグドラフトでの涙は視聴者の心を打った。今年は麻雀最強戦2019「女流プレミアトーナメント」で優勝。第17期最強位、二階堂瑠美プロ以来の女性最強位誕生なるか。

仲林圭(なかばやし けい)日本プロ麻雀協会

所属団体での雀王戦では最高のA1リーグに所属する若手実力派。麻雀最強戦2019「全日本プロ代表決定戦」では格の違いを見せつけた。本日の入場シーンでもアレを披露。お笑い芸人小島よしおさんからのダメ出しエールもあった。麻雀界はニュースターを待っている。

近藤誠一(こんどう せいいち)最高位戦日本プロ麻雀協会

現最強位。Mリーグでもおなじみの最強サウスポーだ。時に幻惑の手順で見る者を魅了させる『夢芝居』が発動することも。今年の所属団体の最高位決定戦ではA卓出場の坂本大志プロと激闘を繰り広げた。最高位は逃したが、最強位は譲れない。自身初の連覇を目指す。

所属団体も顔ぶれも年齢もバラエティ豊かな4選手が揃った。これが最強戦の魅力である。本当に強い者を決める、まさしくオールスターの大会だ。A卓は将棋の棋士である鈴木大介九段、B卓は金子正輝プロが勝ち上がっている。

東1局。仲林の起家で戦いが始まった。

 

 

 

特段早い者はいなく、静かな立ち上がり。近藤がネックのペンを埋めたところ。ここで打として安全牌のを残した。誰もドラのを持っておらず、全員が警戒しながら手を進めていく。

最終盤で仲林にようやくテンパイが入った。待ちでリーチをかける。

続いて伊藤もテンパイを入れた。ここはひっそりとダマテン

(左端牌から

水口もを勝負して七対子のテンパイに。

結果は近藤の1人ノーテン。全員があまりツモが伸びていない状況で、好調者はまだ見えない。B卓では派手なアガりが飛び交っていたが、C卓は重いスタートとなった。

東1局1本場。先制したのは仲林。先ほどに続いてリーチのみの手だが、積極的にここもかけていく。

待ちはと比較的出アガりが厳しいが、それでも親のリーチは脅威。

対抗できそうなのは水口と

近藤の両サウスポー。筋や現物を頼りにじわじわと迫る態勢を整えていく。

追いついたのは近藤だ。ラスト1枚のを引いて打。待ちは

しかしこの待ち、目に見えて薄い。はドラ表示牌に出ており、は山に残り1枚。

眠っていたを掴んだのは仲林だった。

仲林の独走を許さない価値ある2600は2900のアガり。

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